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ケインはPK、ブルーノは自身の反則…プレミアリーグの元レフェリーがVARのミスと主張

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PK獲得とはならなかったFWハリー・ケイン

 プレミアリーグの元レフェリーがビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)にミスがあったと主張した。

 9日に行われたプレミアリーグ第34節アストン・ビラ対マンチェスター・ユナイテッドエバートンサウサンプトンボーンマストッテナムのいずれの試合でもPKの判定を巡ってVARが介入。ユナイテッド、サウサンプトンにはPKが与えられ、トッテナムはFWハリー・ケインへの反則を流されていた。しかし、いずれのプレーも判定にミスがあったと、元レフェリーのダーモット・ギャラガー氏がイギリス『スカイ・スポーツ』で考えを示した。

 ボーンマス対トッテナムの開始早々にFWジョシュア・キングがケインを倒すも、PKが与えられなかった場面について、ギャラガー氏は「彼は背中を押され、踵を刈られていた。PKだと思う」と主張し、VARのレビューに誤りがあったことを認めた。

 この判定について、ジョゼ・モウリーニョ監督は試合後に「この件についてこれ以上話したくはないし、話す必要はない。あれはPKだとこの世界の全員がわかっている。マン・オブ・ザ・マッチは選手ではない」と不満を爆発。『BBC』で解説を務めるディオン・ダブリン氏も「ハリーはヘッドに行こうとしていて、そしてファウルを受けた。明らかなPKだ」と指揮官の考えに同調した。

 さらに、アストン・ビラのDFエズリ・コンサとの競り合いの中で、ユナイテッドのMFブルーノ・フェルナンデスが得たPKについてもギャラガー氏は、ジョン・モス主審の判定への理解を示したものの「彼自身(フェルナンデス)のファウルだった。PKが与えられるべきではなかった」と主張する。

 アストン・ビラのディーン・スミス監督は、先制点につながったこの判定について「恥ずべき判定」と一蹴。続けて「ジョンがミスするのは理解できるが、VARが何を見ていたのか理解できない。フェルナンデスはドラッグバックを試みて、最初はボールに触れていたが、2回目はエズリのすねだった」と憤慨した。

 一方のオーレ・グンナー・スールシャール監督は、敵将の考えに同調せず「PKだった。フェルナンデスはジダンやマラドーナのようなファンタスティックなターンを決めた」と反論していた。

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