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ガットゥーゾが親友ピルロの監督就任を語る「奴はねじ込まれたんだろう」「いまに眠れなくなる」

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かつての戦友であるジェンナーロ・ガットゥーゾアンドレア・ピルロ

 ユベントスは8日にアンドレア・ピルロ氏の監督就任を発表。ナポリジェンナーロ・ガットゥーゾ監督はかつての戦友にエールを送った。8日、スペイン『アス』が『スカイスポーツ』のインタビューを伝えている。

 ユベントスはUEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)決勝トーナメント1回戦でリヨンに敗戦。同日にはマウリツィオ・サッリ監督を解任し、さらに7月末にU-23チームの指揮官となっていたピルロ氏をトップチームの監督として招聘した。

 一方、同じくイタリア勢のナポリも欧州CL決勝トーナメント1回戦でバルセロナに敗戦。試合後、ガットゥーゾ監督はインタビューに応え、ミランやイタリア代表でともに戦い、来季からライバルとして対戦する親友にメッセージを送った。

 ピルロ氏の監督就任について聞かれたガットゥーゾ監督は「奴はねじ込まれたんだろう」と冗談をこぼしつつ、ピルロ氏の監督経験の乏しさを危惧。「ユベントスで監督業をスタートさせるのは幸運だ。しかし、この仕事は素晴らしいプレーキャリアだけでは不十分だ」と自身の経験も踏まえて語る。

「勉強をし、一生懸命働き続けないといけない。きっと、いまに眠れなくなるさ」

 ガットゥーゾ監督は2013年にスイスのシオンで監督業をスタート。パレルモ、クレタ、ピサを渡り歩き、17年からはミランの下部組織の指揮官となる。しかしその後、トップチームのビンチェンツォ・モンテッラ監督が解任され、急きょミランの監督となった。着実にミランを建て直したガットゥーゾ監督だが、19年5月に退任。同年12月からはナポリの監督として今に至り、今季はコッパ・イタリア優勝を成し遂げた。

 苦労を積み重ねたガットゥーゾ監督は「選手と監督はまったく違う」と指摘。「まったく別の職業だ。我々はそれを本から学ぶことはできない。まず監督になり、そしてそこで学んでいかないといけないんだ。それはまったく違う世界さ」と監督業の難しさを語った。

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