イタリアサッカー界のレジェンドであるファビオ・カペッロ氏が、ユベントスに対してウォルバーハンプトンのメキシコ代表FWラウール・ヒメネスの獲得を薦めている。

　今シーズンにセリエAで9連覇を達成したユベントスだが、チャンピオンズリーグ(CL)では決勝ラウンド16でリヨンを前に敗退。1ポイント差でインテルを退けたセリエAでも、総得点数はトップ5の中で最低の「76」だったこともあり、補強の必要性が議論されている。

　監督としてミランやローマ、レアル・マドリーなどでリーグ制覇を達成し、ユベントスを率いた経験もある名将のカペッロ氏は『ESPN』で、ビアンコ・ネリが獲得すべき選手としてヒメネスの名前を挙げている。

「彼は偉大な選手で、素晴らしいタレント性を備えている。クリスティアーノ・ロナウドと並んでプレーするのに理想的な選手だよ」

「クリスティアーノはユベントスで(レアル・マドリー時代に共にプレーした)ベンゼマのような存在を欠いている。ラウール・ヒメネスは、その存在(ユヴェントスにおけるベンゼマ)になり得るよ」

　現在29歳のヒメネスは、2019-20シーズンに公式戦55試合に出場して27得点10アシストをマーク。ウォルヴァーハンプトンの7位フィニッシュとヨーロッパリーグ(EL)ベスト8入りの原動力となった。今夏のユベントス移籍のうわさも出ているが、ウォルバーハンプトンとの契約が2023年まで残っていることから、獲得の際には高額な移籍金を要することになる。

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