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マルセイユ加入の長友佑都をハリル元副官が大絶賛!「偉大なプロでリーダー。好きにならない人はいない」

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マルセイユに加入した日本代表DF長友佑都

 元日本代表監督バヒド・ハリルホジッチ氏の元アシスタントコーチで、現在サンテティエンヌのコーチを務めるジャッキー・ボヌベー氏が、マルセイユ加入が決定したDF長友佑都について語った。

 昨季限りでガラタサライを退団し、フリーとなっていた長友。去就に注目が集まっていたが、先日フランスの名門マルセイユへの加入が決定した。同胞の酒井宏樹と共に、今季はチャンピオンズリーグを戦うことになる。

 そんな33歳DFについて、3年間指導したボヌベー氏は『La Provence』のインタビューで言及。バイエルンで欧州王者やブンデスリーガ3連覇に大きく貢献したフランスの名DF、ビセンテ・リザラズのようだと高く評価している。

「左サイドのポジション争いでは、文句のつけようがない1番手だった。常に存在感があり、ケガも全くせず、徹底しており、並外れたキャラクターだよ。選手としてはリザラズのレベルにある。クオリティがあって爆発的な選手だ。両足も使えるし、身長は高くないが筋肉の塊だ」

「本田圭佑や香川真司といった日本人スター最上位と比べれば、次のカテゴリーになるだろう。インテルにも何度か見に行ったが、愛されていたね。でも、この2年間はあまり見ていないんだ」

 現地ではその年齢とフィジカル面での適応が心配されているが、ボヌベー氏は「彼のことを良く知っているからこそ、プロフェッショナルな域を超えたアスリートだと言うことができる」と評価。日本代表チームで希望者を集めてヨガのコーチをしていたことなどを振り返り、「偉大なプロで、偉大な選手。彼の振る舞いはリーダーのものだ。姿勢は完璧で、いつも笑顔。もうすぐ34歳だが、まだキレているだろうね」と絶賛している。

 なおアンドレ・ビラス・ボアス監督は、長友への期待を述べつつも「ジョルダン・アマビのバックアッパー」と明言していた。ボヌベー氏は「最初はサブとして入り、あとは様子を見ることになるだろう」としつつも、その経験を発揮してくれるだろうと期待を込めた。

「先発じゃなくても日本人選手は問題ない。彼は愛すべきキャラクターで、扱いやすい。ヒロキのようだね。昨日ちょうどメッセージを送ってくれた。でも彼の過去や経験は、ヒロキよりも高く評価されていた。日本人が海外へ行くための道を切り開いた1人。ヨーロッパの仕組みを理解していて、複数の言語を話せる。イタリアやトルコ、日本代表で活躍してきた彼がヴェロドローム(マルセイユ本拠地)を恐れるはずがないね!」

「はっきり言って、ナガトモを好きにならない人はいないだろう。褒めることが苦手なバヒドでさえ悪く言わなかったんだから! マルセイユは良い取引をしたね」

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