オランダ代表MFドニー・ファン・デ・ベークが現地時間2日、アヤックスからマンチェスター・ユナイテッドへ完全移籍することが決まった。

　これまでレアル・マドリー、アーセナルなど様々なチームが関心を寄せていたオランダ人MFは、オールド・トラッフォード行きを選択することに。

　この動きを受け、故ヨハン・クライフとともにかつてアヤックスの黄金時代を築いたレジェンド、シャーク・スワルト氏は『Ajax Showtime』を通じて「マンチェスター・Uは正しい選択だったと思う」と後輩のプレミアリーグ挑戦を後押しした。

「これまで彼には6つほどのビッグクラブが関心を示していた。だが新型コロナウイルスの影響でいろいろ状況が変わってしまった。もしかしたら、それさえなければレアル・マドリー行きさえあったかもしれない」

「また、アヤックス側も経済的に余裕があるわけではないから、少しでもいいタイミングで選手を売却する必要があった。そんな中でマンチェスター行きの選択肢は最良だったと思う。プレミアリーグでは優勝争いからやや遠ざかっているが、ドニーはここからチームを浮上に導く役割にやり甲斐を感じているはずだ」

　スワルト氏はその一方で「実はアーセナルもドニーのことを熱心に求めていたようだね。ただ、彼らはそこまで予算がなかったようだ」と続け、マンチェスター・Uの他にアーセナルもオランダ代表MFにラブコールを送っていたと明かしている。

　そしてファン・デ・ベークのプレミアリーグ挑戦について、成功するとスワルト氏は太鼓判を押した。

「ドニーはイングランドでもうまくやれるだろう。プレミアリーグはとてもテンポの速いスタイルだが、ドニーはそれに対応できるテクニック、戦術眼を備えているからね。そして結果を残した後、いつかアヤックスに戻ってきてほしいと願っているよ」

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