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王者リバプールが大苦戦…昇格組リーズに3度のリード追い付かれるも、サラーのハットで辛勝

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激しい打ち合いを制したリバプールが白星発進

[9.12 プレミアリーグ第1節 リバプール 4-3 リーズ]

 プレミアリーグは12日、20-21シーズンの開幕節1日目を行い、FW南野拓実が所属する昨季王者リバプールが昇格組のリーズをホームに迎えた。前半4分に先制したリバプールが3度リードするが、リーズが3度追い付く展開に。しかし後半43分にFWモハメド・サラーが決勝点となるPKを沈め、リバプールが4-3の勝利で白星スタートを切った。ベンチスタートとなった南野の出番はなかった。

 試合開始早々の前半3分、PA内でボールを受けたサラーのシュートがリーズDFロビン・コッホのハンドを誘い、リバプールがPKを獲得。キッカーを務めたサラー自身がゴール中央に豪快に蹴り込み、いきなり王者が先制に成功した。

 しかし、前半12分にリーズが試合を振り出しに戻す。MFカルビン・フィリップスが自陣から送ったロングパスを受けたMFジャック・ハリソンが、DFトレント・アレクサンダー・アーノルドとDFジョー・ゴメスを抜き去って中央に切れ込み、右足のシュートでネットを揺らし、スコアは1-1に。

 前半20分にはDFアンドリュー・ロバートソンが蹴り出したCKをDFフィルヒル・ファン・ダイクがヘディングで叩き込み、再びリバプールがリードを奪う。だが、同30分にまたもやリーズが追い付く。ハーフウェーラインを越えた位置からDFスチュアート・ダラスがゴール前に送ったボールをファン・ダイクがコントロールミス。こぼれ球を拾ったFWパトリック・バンフォードが右足でねじ込み、スコアは2-2となる。

 打ち合いとなった前半は、まだ終わらない。前半33分、ロバートソンが蹴り出したFKのこぼれ球をフリーで拾ったサラーが、左足を振り抜く。勢いよく飛び出したボールはゴール右上に突き刺さり、リバプールが勝ち越しに成功する。

 前半だけで両チームに5点が生まれ、リバプールが3-2とリードしたまま後半を迎えると、同17分にリーズが2枚替えを行って状況を打開しようと試みる。すると、同21分、中央でボールを受けたMFマテウシュ・クリッチが右サイドのFWエルデール・コスタに展開して、自身はゴール前に。鋭いリターンパスをPA内で受けると、トラップから巧みに右足シュートでネットを揺らし、リーズが三度同点に追い付く。

 その後は両チームともに勝ち越しゴールを狙うが、なかなかスコアは動かない。しかし、後半42分、CKの流れからMFファビーニョがFWロドリゴのファウルを誘ってリバプールがPKを獲得すると、サラーがきっちり沈めてハットトリックを達成。4度目のリードを奪ったリバプールが、そのまま逃げ切って4-3の勝利を収めた。

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データ提供:Opta
※大会の公式記録と異なる場合があります

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