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「観客を敵に回した。見たくないプレー」ブレーメン地元紙、大迫勇也に辛辣評価

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FW大迫勇也に地元紙が辛辣評価

 ドイツの2020-21シーズン開幕から2試合連続で先発出場しているブレーメンFW大迫勇也だが、その立場は厳しくなっているのかもしれない。

 ブレーメンで3シーズン目を迎えた大迫。ここまでDFBポカール、ブンデスリーガ第1節と2試合連続で先発出場を果たしているが、いずれも前半のみのプレーでベンチに下がっている。地元メディア『ダイヒシュトゥーベ』では2試合連続で最低評価となっており、期待されたパフォーマンスを見せているとは言い難い状況となっている。

 そして地元日刊紙『WESER KURIER』は、「だからオオサコが問題になる」と題して特集記事を展開。その中で、30歳FWを厳しく評価している。

「準備万端だったにも関わらず、多くの選手は先発に入れなかった。ユウヤ・オオサコはプレーを許されたが、その“パフォーマンス”で観客を敵に回した。(指揮官フロリアン)コーフェルトにとってはデリケートな問題だ」

「ブレーメンのサポーターは、ベルダーに対して非常に慈悲深い。(昨季)最悪の残留争い中でも拍手を送っていた。しかし、新シーズン初日にそれを失った選手がいる。ユウヤ・オオサコだ。ヘルタ戦(1-4)のハーフタイム後、彼に代わってレオナルド・ビッテンコートが起用されるとアナウンスされた際、この日一番の拍手が起きた」

「オオサコは何か月も、何年も、何度も何度もサポートしてくれたブレーメンサポーターに感謝することしかできない。なぜなら、彼はパフォーマンスでそれを返していないからだ。ヘルタ戦で見せたものは、この新シーズンにファンが見たくないものをすべてまとめたものだった。ずさんなプレー、弱々しいデュエル、プレーを続けるのではなく倒れたまま(もちろん首のケガは別だ)、無関心なボディーランゲージ。観客を沸かせていたものは減り、他選手の信頼も落ちている」

 一方で、昨季終盤は「正しい道を進んでいるように見えた。良い試合を見せていた」とし、「コーフェルト監督が先発させたことに驚きはなかった」と評している。しかし「オオサコは定期的に監督の信頼に応じることを拒否する選手の1人」と、厳しく批判した。

 それでも、最後には「監督自身もファンの信頼を取り戻さなければならないことは自覚している。オオサコへの対応が、侮れない役割を果たす可能性もある」と、今後への期待も綴っている。

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