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苦境の大迫勇也にブレーメン内部からは擁護の声「我々には彼が必要なんだ」

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 ブレーメンの日本代表FW大迫勇也は厳しいシーズンのスタートとなったが、擁護の声があるようだ。地元メディア『ダイヒシュトゥーベ』が報じた。

 大迫は2020-21シーズン開幕から2試合連続で先発。しかし、いずれも前半のみで交代となり、現地メディアでの評価はチーム最低タイとなった。サポーターやメディアからは厳しい声も飛ぶ中、先月からトップチームでコーチを務めるクラブOBクレメンス・フリッツ氏はこのように擁護する。

「我々はユウヤのポテンシャルをピッチで求めている。彼とはまた話すことになるだろう。彼は十分にプロだし、自分を引きずり下ろすべきではない」

 一方で、ブンデスリーガ開幕戦のヘルタ・ベルリン戦(1-4)は厳しいパフォーマンスだったと認める。「最初のプレーがうまく行かず、ボールに触るたびに不安になっていった。負のスパイラルに陥ったんだ」としつつ、今後は対話が重要になると話す。

「今は皆が彼にうまく話しかけることが求められる。我々には彼が必要なんだからね」

 また、ヘルタ戦敗北の後もフロリアン・コーフェルト監督は「チームとしてうまく行かなかったことを、個々に結びつけてはいけない」とコメント。フランク・バウマンSD(スポーツディレクター)も同様に大迫を責めてはいない。

「私は個々の選手を批判したり、ピックアップしたりする人ではない。チームとして良いプレーができなかったので、個々の選手にもっと責任を負わせる必要はない。全員が戦っているし、ユウヤもその一人だ」

 ブレーメンは次節、26日にシャルケと対戦する。大迫はクラブからの期待に応えられるだろうか。

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