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久保建英が技ありパスで移籍後初アシスト!!そして初退場…ビジャレアルが因縁の相手バレンシアに勝利

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MF久保建英(写真右から2人目)が決勝ゴールをアシストした

[10.18 ラ・リーガ第6節 ビジャレアル2-1バレンシア]

 ラ・リーガは19日、第6節を各地で行い、MF久保建英所属のビジャレアルバレンシアに2-1で勝利した。ベンチスタートの久保は後半19分からピッチに立ち、同27分にトリッキーなパスで決勝点をアシスト。ところが後半アディショナルタイムに2枚目のイエローカードを受け、退場処分を下された。

 国際Aマッチウィーク明け最初の一戦で、久保は6試合続けてのベンチスタート。ウナイ・エメリ監督、DFラウール・アルビオル、MFダニエル・パレホ、FWパコ・アルカセルとバレンシア所属歴のある面々が並ぶビジャレアルは因縁の一戦に臨んだ。

 序盤から優勢を保ったビジャレアルが前半5分、さっそく試合を動かした。右サイドのMFサミュエル・チュクウェゼが浮き球のパスをエリア内左に供給すると、これを受けたDFアルフォンソ・ペドラサが切り返す際に倒されてPKを獲得。これをP・アルカセルが決め、先制に成功した。

 それでも徐々にバレンシアも持ち直し、前半37分に追いつく。MFカルロス・ソレールの左コーナーキックを近い位置で受けたFWゴンサロ・ゲデスが鋭いカットインから右足を振り抜くと、矢のようなシュートがニアポスト際に突き刺さった。試合はそのまま1-1でハーフタイムを迎えた。

 後半はややバレンシア優勢でスタート。すると後半19分、久保に加入後最も早い時間に出番が訪れ、チュクウェゼとの交代で右サイドハーフのポジションで起用された。

 そして後半24分、久保に加入後初アシストが生まれた。左サイドの組み立てにハーフスペースで関わり、左足で右足にボールを当ててノールックで後方に流すというトリッキーなパスでパレホに渡すと、相手との競り合いを制したパレホがエリア外から右足一閃。このシュートがクロスバーに当たってゴールに吸い込まれ、ビジャレアルが勝ち越した。

 パレホは昨季まで8シーズン所属した古巣を意識し、派手なゴールセレブレーションは自制。手を合わせる仕草で敬意を表した。

 値千金の勝ち越しゴールをアシストした久保だったが、後半27分にサイドでの競り合いで足を高く上げる危険なファウルを犯し、移籍後初のイエローカード。その後はバレンシアがボールを持つ時間が続く中、アディショナルタイムのスライディングで再び警告を受け、プロキャリア初の退場処分を下された。足を畳んでいたため接触はほとんどなく、厳しい判定だった。ビジャレアルは10人となってもリードを守り切り、2試合ぶりの勝利を収めた。

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データ提供:Opta
※大会の公式記録と異なる場合があります

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