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新型コロナで13名を欠くも、敵地でナポリ撃破…AZ指揮官「これは歴史的な成功」

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勝利に貢献した菅原由勢

 敵地で0-1とナポリを撃破したAZ指揮官が、会心の勝利だったと試合を振り返った。

 現地時間22日、UEFAヨーロッパリーグ(EL)グループリーグ第1節ナポリvsAZが行われた。この試合の前にAZは新型コロナウイルスの検査により、13名もの選手が隔離措置に入る事態に。主力選手の多くを欠いた状態でナポリとのアウェー戦に挑み、0-1でAZが値千金の勝ち点3を手にした。菅原由勢もこの試合ではフル出場を果たし、勝利に貢献している。

 試合後の会見でAZ指揮官アルネ・スロットは「厳しい状況だったが、この成果はAZにとって歴史的な成功だ」とナポリ撃破に喜びのコメントを発した。

「敵地でナポリと戦う時点で、ディフェンス面が最も重要だと想定していた。相手はイタリアのトップクラブだからね。多くのチャンスを生み出すことは出来なかったが、得点機は一度で十分だった。(ダニ)デ・ウィットは少ない機会をよくものにしてくれたよ」

「ナポリはディフェンスにも規律があり、攻撃陣もとても強力だ。ゲームのコントロールがまずできない状況で、この白星はとても大きなものだ。AZにとっては歴史的な成功と言っていいだろう。我々はこのグループで最強の相手に勝ったということだからね」

 その一方で、新型コロナウイルスの影響で多くの選手を欠いた状況については憂慮しつつ、今後に向けて意気込みを示している。

「検査で陽性となった選手たちに自覚症状はなく、元気なようだが、チームはまったくもって余裕がない状況だ」

「AZはここしばらく、勝ちから見放されていたが、ELではなんとか結果を叩き出すことができた。今夜、選手たちは本当によく走ってくれた。このコンペティションでの目標は変わらない。(決勝トーナメントの行われる)1月以降もヨーロッパの舞台で戦うことだ」

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