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スールシャール、プレミアリーグの5人交代制廃止は「理解できないし、信じられない」

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苦言を呈したオーレ・グンナー・スールシャール監督

 マンチェスター・ユナイテッドオーレ・グンナー・スールシャール監督が、投票により5人交代制が廃止されたことに苦言を呈した。

 新型コロナウイルスによる中断で各クラブが過密日程に直面する中、国際サッカー連盟(FIFA)は交代枠の増大を提案し、国際サッカー評議会(IFAB)が承認して、再開された多くの大会で採用された。プレミアリーグも昨季終了まで交代枠を従来の「3」から「5」に増大した。

 しかし、交代枠の増大に関しては選手層の厚いビッグクラブが圧倒的に有利であるなどといった批判が絶えず。そして、プレミアリーグでは今季の開幕前に投票を行い、5人交代制を取りやめ、従来の3人交代制に戻すことが決まった。

 依然として他国のトップリーグやUEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)といった欧州カップ戦で5人交代制が継続される中、過密日程で有名なプレミアリーグが従来の方式に戻したことを受け、ユナイテッドのスールシャール監督は「我々は選手を管理し、彼らのことを考えなければならないから、投票でこのこと(5人交代制)が否決されたことは理解できないし、信じられない」と話し、不満を続けた。

「今季は全員にとって最も厳しいシーズンだ。反対意見に理解はできるが、プロフェッショナルの選手たちや彼らの心身の健康を考えてみれば、もう数人を休ませる機会を我々に与えられることが唯一の全うな考えだ。プレミアリーグでは数多くの負傷者が出ている。ペップ(グアルディオラ)はこのことについて言及し、他の監督たちも同じように言っていた」

「監督として、クラブとして、メディカルスタッフとしての我々は、彼らを管理しなければならないから、選手たちに特定の時間の休養を与えなければならない。だから、私は5人の交代枠を望んでいた」

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