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ピルロ監督、圧巻2発のC・ロナウドに粋な注文「彼への唯一のアドバイスは…」

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アンドレア・ピルロ監督が試合を振り返る

 ユベントスは21日のセリエA第8節でカリアリに2-0で勝利。アンドレア・ピルロ監督が試合後インタビューに答えている。

 代表ウィーク明けの初戦となった今節。序盤から攻撃を仕掛けたユベントスは前半38分にFWクリスティアーノ・ロナウドが自らシュートを放ち、先制点。さらに同42分には右CKから再びC・ロナウドが体勢を崩しながらゴールを決めた。

 試合はそのまま2-0で終了。ピルロ監督は「特に前半は試合をうまくコントロールできた。チームの自信を高めるために、今日のようなパフォーマンスが必要だった」と振り返る。「各国の代表から帰還した後は常に難しい。しかし我々は最初からモチベーションを保ち、うまく試合に入ることができた」とインターバルが空いた後でも任務を完遂した選手たちをねぎらった。

 今節では3選手について語る指揮官。今季から加入したMFアルトゥールについては「期待していたとおり」と評価する。「彼はリーガ出身で、試合でも練習でもアプローチが異なる。当然慣れるまで時間がかかった。しかし今はボールをつなぐための最適な選択を行えるようになった」と順応してきていることを明かした。

 今季のチームの出来は「十分なレベルにある」と語りつつも「それだけでは十分ではない」とも口にする。「ゲームを支配するためには、ボールを左右に素早く動かす必要がある」と自身の見解を述べる。

「選手たちはそのスタイルのサッカーも楽しめている。ボールを保持して相手をピンで留めておけば、あまり走る必要もなく、体力を使わなくてもいい」

「序盤からプレッシングを練習してきたが、今季はあまりそれに取り組むことができていない。重要なのは、ボールをできるだけ早く取り戻すこと。そうすることで、常に相手にプレッシャーをかけ続け、ボールを保持し続けることができる」

 背番号10のFWパウロ・ディバラは後半24分にFWアルバロ・モラタとの交代で出場。指揮官は「完全に体調を回復させれば、さらに多くの役割をこなすことができる」と期待を寄せている。

 C・ロナウドについては、ピルロ監督も絶賛だ。「私たち全員が知っているとおり、ロナウドは素晴らしいプロだ。彼は試合でもトレーニングでも、すべての人の規範だ。私が彼に与えることができるアドバイスはひとつ。その状態を続けてほしい。それだけだ」と最大限のリスペクトを口にしている。

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