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恩師モウリーニョの“ポニー発言”に困惑するランパード「それはジョゼの判断だが…」

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 チェルシーのフランク・ランパード監督は、敵将の発言に困惑しているようだ。

 29日に行われたプレミアリーグ第10節で、チェルシーはトッテナムと対戦。互いに絶好調の中で迎えた大一番は、チェルシーが主導権を握って試合を進めるも、最後までゴールを奪えず。スコアレスドローに終わった。

 この結果、チェルシーは勝ち点19で3位に。トッテナムは同21で首位を守った。しかしジョゼ・モウリーニョ監督は、試合後に「我々は馬ではないからレースに参加していない。我々は小さくて若い馬、ポニーなんだ。ただのポニー、違いはわかるだろう」と、優勝争いに参加できる資格はないと語っている。

 ランパード監督は、恩師の発言に困惑しているようだ。「それはジョゼの判断だ。だが、はたから見れば彼らはリーグの首位であり、トップに非常に近い」とし、以下のように続けた。

「もし我々が優勝候補であるならば、彼らもそうでなければならない。ハリー・ケインとソン・フンミン、7ゴールと9ゴールを挙げる彼らがいるし、組織力でクリーンシートも維持している。それを考慮すれば、彼らは優勝争いに参加するだろう」

「多額の投資もしている。ギャレス・ベイルのような選手がベンチにいて、デレ・アリはベンチ外だ。強力なチームが揃っている。だから競い合っていると思うよ。だが、ジョゼは自分が感じたままに言うことができる」

 またモウリーニョ監督は、現在トッテナムとチェルシーの差が2ポイントであることを「全く問題ではない」と語っていた。それについてランパード監督は、「どのような角度で言っているのかはわからない」と前置きしつつ、競争は多くのクラブの間で最後まで続いていくだろうと話した。

「今日の試合に勝てたとしても、先は長いという考えは変わらなかっただろう。ジョゼの視点から見ても、試合後の感覚は関係ないだろう。我々は自分たちに集中しなければならない。トップが厳しいことは分かっている」

「レースに参加するのは我々やトッテナム、リバプールだけではない。直近数シーズンとは違う今季は、多くのチームが近くにいる。正直に言って、何と言っていいのかはわからないよ」

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