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長谷部誠の来夏の現役引退に現実味…フランクフルト監督「マコトがいなくてもプレーできなければ」

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長谷部誠は来夏現役引退か

フランクフルトは5日に行われたブンデスリーガ第10節ドルトムントをホームに迎え、試合は1-1のドローで決着。試合後の記者会見で、アディ・ヒュッター監督はここ3試合は出番がなかった元日本代表MFの長谷部誠についても話した。

 長谷部は今季開幕節の第7節シュツットガルト戦までのリーグ戦のすべてに3バックの中央でフル出場。先月のインターナショナルウィーク明け、4バックで臨んだ21日の第8節RBライプツィヒ戦に続き、3バックに戻してからの第9節ウニオン・ベルリン戦、そしてドルトムント戦の2試合もベンチ入りするも、ピッチに送り込まれなかった。

 現地メディアの記者もその不在が気になった模様。「(右から)ダヴィド・アブラーム、マルティン・ヒンターエッガー、エヴァン・ヌディカで構成される3バックが機能しているが、マコト・ハセベが割って入るのは難しいのだろうか」との質問が飛ぶと、ヒュッター監督は次のように返答している。

「マコトは経験豊富な選手で、私が指導した中でも最高のプロ精神を持つ選手の1人でもある。彼自身も時にはプレーしないことに理解を示してくれている。それでも、彼がこのチームの一員であることに私はとても嬉しく思う。もちろん、4バックでプレーすることも可能だが、彼はそれをそれほど好まず、あまり居心地が良くないと話している。場合によっては6番での起用もあるだろう」

「マコトがプレーすれば、マルティン・ヒンターエッガー、エヴァン・ヌディカのうち1人がプレーしないことになる。エヴァン・ヌディカは若いプレーヤーであり、その才能とクオリティから近未来には高額な移籍金で売却することになるかもしれない。(この状況は)『諸刃の剣』とも言える」

「マコトはもうすぐ37歳になり、おそらく夏には現役キャリアが終わるだろう。なので、マコトがいなくてもプレーできるようにならなければならない」

 1月18日に37歳の誕生日を迎える現在リーグ最年長のプレーヤーである長谷部自身はこれまで、今シーズンから監督ライセンスの取得に挑むプランは明かすも、来夏の現役引退については明言せず。2002年1月、浦和レッズに入団してスタートした、来月に20年目に突入するプロキャリアが今シーズン限りで幕を閉じることになるのだろうか。

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