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長谷部、少なくとも夏までの主将に“就任”…フランクフルト監督が明言「プレーさえすれば」

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指揮官から厚い信頼を受けるMF長谷部誠

 フランクフルトは30日に行われるブンデスリーガ第19節でホームにヘルタ・ベルリンを迎える。試合に向けたリモート会見で、アディ・ヒュッター監督はチーム状況に言及し、MF長谷部誠についても触れた。

 フランクフルトは先日、長年にわたって正キャプテンを務めていたアルゼンチン人DFダビド・アブラハムが退団。以前、次期キャプテンは今季終了以降に決める予定だと明かしていたヒュッター監督だが、取材陣からの質問に「今のところ私の中では最も関心が薄いことだ」と話しつつ、このように続けている。

「今現在、マコト・ハセベがプレーさえすれば、彼がキャプテンを務める。一番長くここにいるし、経験も最も豊富だ。もしマコトがプレーしなかったら、我々には十分にほかの選択肢がある」

 オーストリア人指揮官は、今季終了とともに契約が満了となり、その先の去就がまだ決定していない長谷部を少なくとも夏までのキャプテンに指名したとのこと。しかし、「これについては(周りが)騒ぎ過ぎだと思う」とキャプテンシーを巡る報道に苦言を呈すると、「(チームには)経験が十分ある。私はそんなことより試合に勝つことを重視している」と次期キャプテンの人選は優先事項と見ていないことを強調した。

 ヒュッター監督はまた、長谷部と同じく次期主将候補であるMFセバスティアン・ローデの状況についても言及。通常なら絶対的なレギュラーのセントラルMFだが、累積警告で出場停止となった第14節レバークーゼン戦以降のリーグ戦4試合は2度の途中出場にとどまっている。「ゼップル(ローデ)はケガのため数試合欠場していた」と明かした監督は、「ここ数日間、とても良いトレーニングをしている。我々にとって、非常に重要なプレーヤーだ」と話した。

 一方、レバークーゼン戦以降は長谷部とジブリル・ソウの2人がセントラルMFでプレー。同監督は「もちろん、最近ではジブリル・ソウがとても優れたプレーを見せ、マコトもセントラルMFで上手くやってくれている」と2人のパフォーマンスに満足感を示しつつ、次のようにも語った。

「当然、ゼップルはスタメンに戻ろうとアピールし、私はそれは良いことだと考えている。マルティン・ヒンターエッガーもビーレフェルト戦後に言っていたが、ゼップルやシュテファン・イルザンカールカ・ヨビッチアルマミ・トゥレのような選手たちを投入できるのは現在のチームがいかに強いか示すものだ」

 フランクフルトは直近7試合のリーグ戦で負けなし(5勝2分)と絶好調。もちろんアミン・ユネスの好調、ルカ・ヨビッチの復帰などもチームに好影響をもたらす中ではあるが、長谷部がMFで起用されるようになってからの成績は4勝1分となっている。

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