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ヘタフェ久保建英、レアル・マドリー相手に途中出場も見せ場少なく2失点完敗

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DFフェルラン・メンディのファウルを受けたMF久保建英

[2.9 ラ・リーガ第1節延期分 R・マドリー2-0ヘタフェ]

 ラ・リーガは9日、第1節延期分を行い、MF久保建英所属のヘタフェレアル・マドリーに0-2で敗れた。久保は後半10分から右サイドハーフでピッチに立ったが、守備のゆるさが失点につながった一方、攻撃では持ち味を発揮できずに終わった。

 久保にとってはビジャレアル時代の第10節に続いて今季2度目のR・マドリー戦。ヘタフェ加入後は直近4試合連続で先発が続いていたものの、終盤わずか5分間の出場に終わった前回と同じくベンチでキックオフを迎えた。対するR・マドリーは3-4-2-1の新布陣にトライ。Bチーム所属のMFマルビン・パクが初スタメンを果たし、右ウイングバックの位置に入った。

 試合は序盤からR・マドリーが一方的にボールを支配し、ヘタフェは自陣深くに撤退して守勢を強いられる展開。だが、R・マドリーもFWカリム・ベンゼマがサイドに流れてプレーする機会が多く、なかなか有効な攻撃を繰り出せない。前半35分過ぎにはようやく大きな展開からMFルカ・モドリッチが強烈なシュートを放ったが、これはGKダビド・ソリアがファインセーブ。スコアレスのままハーフタイムを迎えた。

 後半は打って変わって攻め合う形でスタート。ヘタフェは開始直後、FWアンヘルのボレーによるファーストシュートが枠を外れると、R・マドリーはFWマルコ・アセンシオのスルーパスからベンゼマが抜け出して右足で狙う。だが、またもD・ソリアのスーパーセーブに阻まれた。

 そうして迎えた後半10分、前節で退場処分を下されたホセ・ボルダラスに代わって指揮を執るヘタフェのパトリコーチが動いた。2トップと右サイドハーフの3人を一気に入れ替え、FWハイメ・マタ、MFカルレス・アレニャ、久保を投入。すると12分、さっそく久保が右サイドを駆け上がってループパスでアレニャにつなぎ、左サイドのMFマルク・ククレジャが惜しい突破シーンを見せた。

 それでも後半15分、久保の守る左サイドを攻略したR・マドリーが右に展開した攻撃からFWビニシウス・ジュニオールがクロスを送り込むと、ニアで反応したベンゼマがヘディングシュート。エースの一撃で先制点を奪った。さらにR・マドリーは22分、DFフェルラン・メンディが単独突破から攻撃参加を見せると、DFマルセロのアーリークロスにニアで反応。ダイレクトで押し込み、リードを2点に広げた。

 失点時に自らのサイドを崩されてしまった久保は後半26分、縦パスを受ける際にメンディのファウルを受け、相手のイエローカードを誘発。しかし、その後はR・マドリーに主導権を握られる中で見せ場をつくることはできず、0-2でタイムアップを迎えた。ヘタフェは直近3試合連続の無得点で、4試合勝ちなし(1分2敗)となった。

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データ提供:Opta
※大会の公式記録と異なる場合があります

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