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「早すぎる」「彼らは金を選ぶ」16歳オランダ人FWのドルトムント移籍をレジェンドが批判

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 アヤックスからドルトムントに移籍したオランダ人FWユリアン・ライコフ(16)のステップアップをマルコ・ファン・バステン氏(56)が批判した。独『シュポルト・ビルト』が伝えている。

 16歳のオランダ人FWライコフは3日、ドルトムントと3年契約を締結した。ドルトムントU-17チームでスタートし、来シーズンはU-19チームに移る予定だという。若手の期待株がひしめくドルトムントで、16歳28日でブンデスリーガ最年少得点記録を更新したFWユスファ・ムココやMFジョヴァンニ・レイナ(18)らに続く活躍が期待されている。

 しかし、オランダ代表のレジェンドであるファン・バステン氏は「これは非常によろしくないマネージメントだ」とライコフの移籍を批判。「17、18、19歳くらいの年齢層の若手選手にとって、エールディビジ以上に優れた競争の場はない」と持論を展開した。

 過去数年、欧州トップリーグへのステップアップを早まった若手タレントの失敗を見てきたという同氏はオランダのテレビ局『ZiggoSport』に出演。「キャリアのはじめの2、3年間はエールディビジでプレーするのが成長にとっては最良だ。その後にビッグクラブに移籍しても遅くはない」と指摘。「早すぎるステップアップは賢明な選択ではないが、彼らはお金を選んでしまう」と主張した。

 ライコフは2012年からアヤックスのアカデミーでプレー。アヤックスとはプロ契約を締結せず、ドイツに渡ったが、上層部はアヤックスでの将来に確信を持っていなかったとも伝えられている。今季のU-17オランダリーグでは4試合出場で9ゴールをマークしていた。

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