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久保建英スタメン落ち続くもヘタフェは5試合ノーゴール…4連敗で降格圏転落の危機

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MF久保建英

[2.19 ラ・リーガ第24節 ベティス1-0ヘタフェ]

 ラ・リーガは19日、第24節を行い、MF久保建英所属のヘタフェベティスに0-1で敗れた。3試合連続で先発を外れた久保は後半35分から右サイドハーフで出場。しかし、投入直後に先制点を与えてしまい、チームは5試合連続無得点で4連敗を喫した。

 現在、4試合連続ノーゴールで3連敗中のヘタフェ。それでも前々節のR・マドリー戦(●0-2)から継続中の守備的布陣は変わらず、今冬加入の久保とMFカルレス・アレニャは3試合続けてベンチスタートとなった。また前節のソシエダ戦(●0-1)で退席処分を下されたホセ・ボルダラス監督はまたもベンチ入り停止となり、2試合ぶりにパトリコーチが指揮を取った。

 試合は前半6分、ヘタフェのミスからベティスに最初の決定機が生まれた。ヘタフェはDFエリック・カバコがノールック気味にバックパスを出すと、これを読んでいたFWロレン・モロンがインターセプト。しかし、GKダビド・ソリアをかわして放った右足シュートは惜しくも右に外れ、均衡は守られた。

 すると前半13分にはベティスにアクシデント。トップ下のMFナビル・フェキルが負傷し、MFクリスティアン・テージョが投入された。その後はベティスがボールを握るも、ヘタフェの強固な守備ブロックが持ち味を発揮。一方的な守勢をなんとか耐え抜いて、0-0のままハーフタイムを迎えた。

 後半もベティスが優勢を保ち、C・テージョのラストパスやMFセルヒオ・カナレスの突破で次々に決定機を創出。それでもD・ソリアがゴール前に立ちはだかり、ピンチをことごとく防いでいく。ヘタフェは後半21分、最初の交代カードを使用。久保ではなくC・アレニャが呼ばれ、FWアンヘル・ロドリゲスに代わって投入された。

 するとヘタフェは徐々に前に出られるようになり、25分にはMFマルク・ククレジャのFKからDFソフィアン・チャクラが惜しいヘッド。さらに27分、FWクチョ・エルナンデスの折り返しを受けたMFマウロ・アランバリが右足ダイレクトで狙い、わずかにゴール左に外れたものの良い流れをたぐり寄せた。

 ヘタフェは後半30分、スローインから自陣ペナルティエリアへの侵入を許し、インターセプトしたチャクラの手が相手の顔面に当たってPKを与えるも、カナレスのシュートはD・ソリアがスーパーセーブ。絶体絶命のピンチを逃れたところで2人目の交代カードが使われ、同35分にMFアラン・ニョムと代わって久保がピッチに入った。

 ところが後半38分、ヘタフェは右サイドからのロングスローを前線に通され、チャクラがFWボルハ・イグレシアスを倒してまたもPKを献上。今度はイグレシアスに決められ、ついに先制点を奪われた。その後は久保が右サイドをドリブルで攻め上がる場面もあったが、得点を奪えないまま試合終了。ヘタフェはこれで6試合勝ちなし(1分5敗)となった。

 なお、ヘタフェは5試合前に行われたビルバオ戦(●1-5)の前半1分にククレジャが得点を決めて以来、539分続けてゴールがない状況。依然として14位にはつけているものの、下位陣の結果次第では今節で降格圏に転落する可能性も出てきた。

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データ提供:Opta
※大会の公式記録と異なる場合があります

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