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セルティック新監督候補に中村俊輔の恩師が浮上…英紙がその縁に注目「かつて中村がそうしたように…」

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ワルテル・マッツァーリ

 スコットランドのセルティックは2月24日、指揮官ニール・レノンが辞任したと表明した。

 昨シーズン、セルティックはスコットランド3冠を達成したが、今シーズンはライバルのレンジャーズに水をあけられ、リーグ戦31試合を終えて勝ち点18差の2位につけている。指揮官不在となったセルティックは現在、クラブOBのジョン・ケネディ氏が暫定指揮官としてチームを率いている状況だ。

 そんな中イギリス『サンデーポスト』は、セルティックの新監督候補としてエンツォ・マレスカ、ワルテル・マッツァーリといったイタリア人指導者が浮上していると伝えている。さらにイギリス『HITC』は、現在フリーのマッツァーリがスコットランドでの指導に興味を持っていると報じた。

「マッツァーリはセルティックからの関心に喜んでおり、正式オファーがあったらすぐにでも英国へと渡ることになるだろう。59歳の彼は2020年2月にトリノ指揮官から退き、それ以降1年近くにわたってピッチから遠ざかっている」

 そして記事では、マッツァーリの経歴にも注目し「セルティックは彼にとって、とても興味深い仕事のようだ。一つ興味深いエピソードとして、マッツァーリが過去にフープス(セルティックの愛称)お気に入りである中村俊輔をレッジーナで指導し、彼をスターへと導いたことがある」と伝えた。

「セルティックは結果的に2005年、マッツァーリから中村を奪った形になった。だがそれから16年が経過し、イタリア人指導者は次のステップとしてセルティックへと身を投じることになるかもしれない。そう、かつて中村がそうしたように」

 1961年生まれで現在59歳のイタリア人指導者マッツァーリは、これまでリボルノ、レッジーナ、サンプドリア、ナポリ、インテル、ワトフォード、トリノを率いてきた。2004年~2007年まで手腕を振るったレッジーナでは、04-05シーズンの1季のみながら中村俊輔を指導している。

 中村は2005年夏にレッジーナからセルティックに移籍し、4シーズンプレーしたスコットランドではチャンピオンズリーグでチームを初のラウンド16へと導く活躍。セルティックではレジェンドの一人として長らくファンから愛されている。

 かつて中村をセルティックへ見送ったマッツァーリ。それから16年が経過し、中村と同じようにセルティックへと新天地を求めることになるかもしれない。
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