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マンC、人気銘柄ホーランド諦め南野同僚FW獲得にシフトか

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FW南野拓実の同僚FWダニー・イングス

 マンチェスター・シティはFWセルヒオ・アグエロの後継者候補として、サウサンプトンに所属する日本代表FW南野拓実の同僚FWダニー・イングスの獲得に興味を示しているようだ。『スカイ・スポーツ』が伝えた。

 今夏に契約が切れるアグエロがチームに残らなかった場合、マンチェスター・Cにとってその後継者探しは最優先事項のひとつだ。ジョゼップ・グアルディオラ監督はドルトムントに所属するノルウェー代表FWアーリング・ハーランドの獲得を熱望していると報じられてきたが、マンチェスター・Cはホーランドを含め、世界中のトップフォワードを探している。

 ホーランドはマンチェスター・Cのほかにレアル・マドリー、マンチェスター・ユナイテッド、チェルシーなども獲得に関心を示しており、その市場価値は1億ポンドとも言われる人気銘柄。そのため、28歳のイングスがより獲得しやすいオプションと見られているようだ。

 イングスは2019年にリバプールからサウサンプトンに期限付き移籍して以来、プレミアリーグのトップスコアラーの一人として復活し、イングランド代表にも復帰した。昨季22ゴールを挙げて得点王になったイングスは、イングランド代表のガレス・サウスゲート監督のプランの中に入っている。今回、W杯予選の試合に出場しないのはあくまでケガのためだ。

 今季もここまでチーム最多の8得点を記録。サウサンプトンでの契約状況も、マンチェスター・Cを有利な立場に置いている。イングスは契約の最終年を迎えようとしているが、以前からオファーされていた新しい条件での契約に、今のところ同意していない。

 チームは今シーズン30試合で31ゴールを挙げているホーランドを擁するドルトムントとUEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)準々決勝で対戦する。ホーランドは欧州CLでもすでに10ゴールをマーク。そのうち4ゴールはベスト16のセビージャ戦(合計スコア5-4)で決めたもので、53分に1ゴールの割合で決めていおり、グアルディオラ監督は「数字が物語っている」と語る。

「もちろんあの年代では、世界最高のストライカーの一人だ。正直、あまり時間がなく、いくつかの試合をハイライトで見ただけなんだが、欧州CLやリーグ戦での数字は素晴らしいものだ。誰もがわかっていることだが、クオリティの選手の高さは間違いない」

 指揮官はホーランドを将来獲得する可能性があるかと問われると、「彼はドルトムントの選手だ。他のチームの選手について聞かれるのは好きではない。この手の質問には答えられないことを理解してほしい」と話すにとどめている。

  一方でマンチェスター・Cは昨夏、ボルシアMGのMFデニス・ザカリアに問い合わせをしており、今シーズンもチェックし続けているという。

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