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チェルシーGK、前任ランパードとトゥヘルの違いを説明「前者は伝統的なスタイルに近く…」

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チェルシー守護神が両者の違いを説明

 チェルシーGKウィリー・カバジェロが、今季起こった指揮官交代によりチームスタイルがどう変わったのか説明している。

 2019年夏、チェルシーは現役時代に同クラブで長らく活躍したレジェンドのフランク・ランパード氏を新指揮官として招いた。初年度の2019-20シーズンはリーグ4位フィニッシュだったが、今季は優勝レースから遅れをとったこともあり、2021年1月下旬に解任となった。チェルシーは後任にドイツ人のトーマス・トゥヘル監督を招へいし、それ以降はリーグ戦14試合で10勝4分と、チームは完全復調を見せている。

 カバジェロは『90min』のインタビューで、新旧指揮官について次のような見解を示した。

「どちらの監督が良いとか悪いとか誤解されるような言葉は口にしたくないが、フランクはたしかにイングランドの伝統的なスタイルに近い考え方だったね」

「相手に速攻を仕掛ける時の手法として、中央から崩すか、サイドを深くえぐるかなど、色々な形がある。フランクは攻守の素早い切り替えが好きで、直接相手ゴールへと迫るケースが多かった。トレーニング時からその動きは選手によく指導していたよ。攻撃的でもあったけど、カウンターを好む監督だったね」

「今のトゥヘル体制になってだいぶ変わった。チームスタイルが大きく異なったんだ。ある程度ボールを保持して、リズムを生み出すことを重視しているように思えるね。対戦相手のウィークポイントを踏まえて、柔軟に対応するよう監督は指導しているよ」

 ベテランGKはチームが好調を取り戻した要因について「トゥヘル監督はプレーヤーがどうチームプレーに関与すべきか、そのプランを明確に話してくれる。もちろんうまくいく時もあれば、そうとはいかない時もあるよ。でも選手たちにとって、それはプレーへのアプローチが変わる要素だよね」と続け、トゥヘル監督の人心掌握術に賛辞の言葉を贈った。

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