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コロンビア1部で超異例の試合が決行。新型コロナ集団感染&負傷者により7選手でキックオフ、その結末は…

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コロンビアで異例の試合が決行

 コロンビアの1部リーグで異例の試合が決行された。

 コロンビア1部のリオネグロ・アギラス・ドラダスは11日、カテゴリア・プリメーラA第18節でホームにボヤカ・チコを迎えた。しかし、チームはこの試合の前に16名もの選手が新型コロナウイルス検査で陽性に。さらに、7人の選手が負傷で起用できない状況となっていた。

 アギラスは試合の延期を求めたものの、リーグ側に認められず、試合は予定どおり決行。チームは、GKの2選手を含むスターティングメンバー7人で試合に臨んだ。

 17位のアギラスと15位のボヤカ・チコが戦ったこの試合。驚くべきことに、7人のアギラスは前半をスコアレスで折り返し、57分まで失点を回避。しかし、その後2ゴールを追加されると、最後はスタメンの1人だったジョバンニ・マルティネスが負傷したことで6人となり、規程により79分に試合中止となった。ボール保持率「12%」だったアギラスのシュート数は、相手の27本に対して2本というスタッツだった。

 試合前、アギラスは「厳しい制裁」を回避することだけのためにプレーすることを決めたと声明で発表。ロッカールームで7人の選手とスタッフが円陣を組み、気合いを入れて試合に臨んで懸命に戦ったアギラスは、中止した試合後、「我々は試合に負けたが、新型コロナウイルスとの戦いには勝つ。みんな、誇りに思っている」と綴っていた。
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