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メッシが芸術FKなど2発! バレンシアに逆転勝利のバルセロナ、次節は首位アトレティコとの大一番

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2ゴールを挙げたFWリオネル・メッシ

[5.2 ラ・リーガ第34節 バレンシア2-3バルセロナ]

 ラ・リーガ第34節が2日に行われ、3位バルセロナは敵地で14位バレンシアと対戦し、3-2で逆転勝利を飾った。連敗を回避し、2試合ぶりの白星。首位アトレティコ・マドリーとの勝ち点2差をキープし、8日の首位攻防戦に挑むことになった。

 4月29日の前節グラナダ戦(●1-2)を落とし、首位浮上のチャンスを逃したバルセロナ。同試合ではロナルド・クーマン監督が抗議で退席処分となり、今節は指揮官不在で臨んだ。

 前半はバルセロナがゴールに迫ったものの、守りを固めるバレンシアを崩し切れず、スコアレスで終了。すると、耐えていたバレンシアがハーフタイム明け直後にビッグチャンスを迎える。

 後半4分、カウンターからMFカルロス・ソレルがスルーパスを送り、PA内中央で受けたFWゴンサロ・ゲデスがDFジェラール・ピケのマークを逃れてゴールエリア左へ。GKマルク・アンドレ・テア・シュテーゲンとの1対1から右足のアウトサイドキックでシュートを打つが、止められてしまった。

 それでも続く左CKからファーのDFガブリエル・パウリスタが頭で押し込み、先制弾を奪取。直前にGKテア・シュテーゲンがDFティエリ・コレイアとの接触で転倒し、無人のゴールに決まる形となっており、ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)が介入したが、そのまま得点が認められた。

 ビハインドを負ったバルセロナは後半11分、FWリオネル・メッシからの浮き球パスがPA内中央のDFトニ・ラトのハンドを誘い、PKを獲得する。同13分にPKキッカーを務めたのはメッシ。左足でゴール左下を狙ったシュートはGKヤスパー・シレッセンにストップされるも、MFセルヒオ・ブスケツが詰めたところから混戦となり、最後はメッシが左足で押し込んだ。

 さらに後半18分、左サイドのDFジョルディ・アルバが左足でストレート性のクロスを送り、ファーに飛び込んだMFフレンキー・デ・ヨングがヘディングシュート。GKシレッセンにセーブされたボールをFWアントワーヌ・グリーズマンが左足で蹴り込み、2-1と逆転に成功した。

 勢いに乗るバルセロナは後半24分にPA手前中央でFKのチャンス。キッカーのメッシが左足で直接狙うと、壁を越えたシュートが右ポストを叩き、逆のサイドネットに吸い込まれる。得点ランキング首位を独走するエースの今季28ゴール目で、バルセロナがリードを2点に広げた。

 その後、後半38分にバレンシアのソレルに右足の無回転シュートを叩き込まれたが、3-2で逃げ切りに成功。2試合ぶりに3ポイントを積み上げた。次節は8日に開催され、ホームで勝ち点2差の首位アトレティコと激突する。

●ラ・リーガ2020-21特集

データ提供:Opta
※大会の公式記録と異なる場合があります

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