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南野拓実、今夏に玉突きでリバプールの“エース枠”へ?

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FW南野拓実がFWモハメド・サラーの代役候補に?

 リバプールのエースFWモハメド・サラーが今夏にクラブを去った場合、ユルゲン・クロップ監督はFW南野拓実を代役に据えるプランを用意しているかもしれないと、イギリス『デイリー・エクスプレス』が報じている。

 同紙によると、サラーは次の移籍市場でリバプールを離れ、パリSGに加入する可能性があるという。フランス王者は今季UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)でベスト4敗退に終わり、リーグアンも現在2位で4連覇が危うい状況。不本意なシーズンを送るFWキリアン・ムバッペレアル・マドリー移籍が取り沙汰されており、それに伴う獲得ターゲットとしてリバプールのエースが浮上した形だ。

 そして、この“玉突き移籍”によって「南野がアンフィールドでのキャリアをついにスタートさせる機会が訪れるかもしれない」と同紙はレポートしている。

 南野は昨年冬にザルツブルクからリバプールに完全移籍し、これまで同クラブ通算31試合に出場して4ゴールを記録。その多くが途中投入となっており、今年2月に出場機会を求めてサウサンプトンに期限付き移籍した。レンタル先では出場7試合で2ゴールとなっている。

 まだザルツブルク時代の輝きを見せることはできていないが、過去に他の多くの選手たちもプレミアリーグ適応に苦しんでおり、サラーも例外ではなかった。

 2014年1月にバーゼルからチェルシーに移籍したエジプト代表FWは、在籍した2シーズンで公式戦19試合2得点と、最初のプレミアリーグ挑戦は失敗に終わっている。その後、レンタルを経て完全移籍したローマでブレイクを果たし、2017年夏にリバプールと契約。これまでクラブ通算198試合の出場で123ゴールと驚異的な数字を叩き出し、エースとして君臨している。

 同紙はこうした事例を取り上げ、さらに南野がサウサンプトンにレンタル移籍した際、クロップ監督が日本代表FWを「長期的なプロジェクト」と表現したことも指摘。当時、ドイツ人指揮官が南野に十分なチャンスを与えなかったと認めたことを振り返りつつ、「クロップはまだ南野に大きな期待を寄せている」との見解を示した。

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