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トゥヘルとオーバメヤンのちょっといい関係「少しクレイジーな奴だったが…」

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ドルトムント時代のトゥヘル監督とオーバメヤン

 チェルシーを率いるトーマス・トゥヘル監督が、かつてドルトムントで指導したアーセナルFWピエール・エメリク・オーバメヤンとのエピソードを語っている。英紙『ミラー』が伝えた。

 15ー16シーズンから2年間ドルトムントで師弟関係にあったトゥヘル監督とオーバメヤン。その後の関係も良好なようで、チェルシーの指揮官はアーセナルの主将とメールのやり取りをしているという。『ミラー』ではドルトムント時代のオーバヤンとのエピソードが語られており、トゥヘル監督は「少しクレイジーな奴だった」と笑いながら振り返ったようだ。

 トゥヘル監督によると、チームミーティングをする際、オーバメヤンには開始15分前の時間を教えていたという。そうしなければ、彼が時間通りにクラブハウスに来ないからだ。

「時間どおりに彼に来てほしいと思い、ミーティングが11時開始のところ、10時45分と伝えたんだ。そうすれば、皆と一緒にくる可能性が高くなるからね」。そして、オーバメヤンの車が近付いてきたことを合図にミーティングの準備をしていたと明かしている。

「遠くからでも彼の車の音が聞こえるんだ。1キロ先からも聞こえていたほどだ。そうしたら、我々は準備をし始めた。彼がすぐに到着するのは分かっていたからね。車の音を聞く限り、彼が制限速度を守っていたかどうかは分からないね。どうやって運転免許証を失わずにすんだのだろうか(笑)」

 15ー16シーズンに25得点、そして、翌シーズンには31得点を挙げたオーバメヤンは、当然のように「重要な選手」だった。しかし、「彼と一緒に仕事をするのは楽しかった」のは「いつも笑顔で誠実だった」からだと強調した。

「彼は素晴らしいストライカーだったが、それ以上にピッチ外でも素晴らしかった。2年間、一度もトレーニングを休まなかったと記憶しているよ。少しクレイジーな奴だったけど、良い意味でクレイジーだったんだ。一緒に仕事をするのは楽しかったよ」

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