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ロブレン、古巣リバプールの現状を踏まえ「挑戦が必要だった。退団は後悔していない」

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ゼニトのDFデヤン・ロブレン(写真はリバプール在籍時のもの)

 現在ゼニトに所属するクロアチア代表DFデヤン・ロブレンが、古巣リバプールの現状について語った。

 今季、リバプールはDFフィルヒル・ファン・ダイクの長期離脱などもあり、センターバックのやりくりに苦労。チームは勝ち点の取りこぼしが散見され、中盤戦で優勝争いから脱落してしまった。

 昨夏退団したDFロブレンを留めておくべきだったという声も聞かれる中、本人はイギリス『The Athletic』のインタビューで「リバプールを去ったことに後悔はない」と語っている。

「自分のその状況を踏まえたうえで退団を決意した。その時の精神状況から判断は正しかったし、今さら後悔しても仕方ない。新しい挑戦が必要だったんだよ」

「リバプールにいたら良かったとか言うのはナンセンスだね。それは『なぜ宝くじで大当たりする番号を買わなかったんだ?』というようなもの。未来を知ることができたら話は別だけど、世の中はそのように機能するものではない」

 一方でロブレンは「子供たちが通っていた学校も去る必要があったから、それは本当に大変だったね」とも述べている。

「妻と子供たちにも生活があったから、リバプールを去る決断は大変だったよ。それに僕は(モハメド)サラーと仲良しだったから、なおさら移籍決定はつらかった」

「だけどゼニトは自分のことを求めてくれたし、環境を変える必要があると思ったのさ。その選択を後悔していない。もちろん時間がある時はリバプールの試合を今でもよく見ている。スペイン、ドイツ、フランスのリーグもね。それぞれのリーグに代表の仲間や元同僚たちがいるから」

「リバプールの成功を常に祈っているし、みんなとは今でも連絡を取るよ。(シェルダン)シャキリやジョーダン(ヘンダーソン)、ジニ(ジョルジニオ・ワイナルドゥム)とかね。でも最初に連絡を取るのはやっぱり仲良しのサラーだね」

 EURO2020のクロアチア代表DFにも名を連ねたロブレン。リバプールは守備陣の選手層が手薄となっただけに今季のロシア行きを惜しむ声も多くあったが、本人は昨夏の決断を後悔していないようだ。
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