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物議醸す決勝PKに…ウォーカー「今夜は50:50の判定が僕らの方に振れたということ」

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 イングランド代表DFカイル・ウォーカーが、デンマーク代表戦を振り返った。

 EURO(ユーロ)2020準決勝でデンマークと対戦したイングランド。30分に失点したが、その9分後にブカヨ・サカとラヒーム・スターリング絡んで同点に追いつく。激しい攻防は90分では決着がつかず、延長戦に突入。すると104分、スターリングがボックス内で倒されてPKを獲得すると、ハリー・ケインが決勝点を奪い、2-1でデンマークを振り切った。

 フル出場したウォーカーは試合後、『BBC Radio 5 Live』に対して決勝進出を喜んだ。

「1966年(ワールドカップ)以降、どのチームも成し遂げていない。この国にふさわしい場所、ウェンブリーで成し遂げることは特別なものになる。でも、倒すべきドアはもう1つ残っている。最後まで1人1人が全力を尽くすと約束するよ」

 なおこの試合の決勝点につながったPK判定だが、『ITV』でロイ・キーン氏「あれはPKじゃない」と語るなど、物議を醸している。ウォーカーは「振り返ってないからまだ見ていない」としつつ、以下のように見解を述べた。

「聞いてほしい。物事は自分の思い通りになる時もあるし、ならないこともある。今までの試合でもそういったことはあった。今夜は50:50の判定だったとしても、それが僕らの方に振れたということだ」

 そして、イタリア代表との決勝戦へ向けて「僕は幸運にも(クラブで)何年もメダルを手にしてきたけど、代表でのメダルは……。シェフィールド・ユナイテッド時代にプレーオフ決勝でここで戦ったのを覚えている。あれは僕のキャリア最高の瞬間だった。今夜はそれに匹敵、あるいは近いものだったよ」とキャリアを振り返りつつ、意気込みを語った。

「EUROで決勝に進むのは特別なんだ。この瞬間を大切にしないといけないけど、全員が集中しなければね。この国の歴史に名を刻むため、最後の一歩だ。そして、ふさわしい評価を得るための一歩だね」
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