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長谷部誠が今季出場できる試合数は?「正確に言えませんが…週2試合90分間ずつ」

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 フランクフルトは先日、MFセバスティアン・ローデが新キャプテンに就任したことを発表した。それに引き続き、副主将の元日本代表MF長谷部誠が4日に記者会見に出席。オリバー・グラスナー監督の決断や、新シーズンでの自身のポジションなどについて語った。

 今年1月に前キャプテンのアルゼンチン人DFダビド・アブラームが退団。以前から副主将を務めていた長谷部は、昨シーズン後半戦はピッチでキャプテンマークを巻き、グラスナー新監督にキャプテンに指名される可能性が伝えられていた。だが、新監督はフランクフルト近郊生まれのローデを指名し、長谷部はオーストリア代表DFマルティン・ヒンターエッガーと同じく引き続き副キャプテンを務めることになっている。

 会見でそれについて問われた長谷部は、「正しい決断だと思う。妥当な選択でしょう」と切り出すと、以下のように続けている。

「監督やゼップル(ローデ)、ヒンティー(ヒンターエッガー)やトラッポ(ケヴィン・トラップ)とも話していました。副キャプテンであることにも僕は誇りを感じています。でも、色々変わるわけではありません。今まで通り、ピッチ上でたくさんコミュニケーション取って、ドレッシングルームでも手本を示すようにしなければなりません」

 会見で現地メディアの記者は、試合中の主審に対する抗議に関して「キャプテンマークを巻いていないと、審判に対しては気を着けなくてはならないですね」と指摘。それを受けた長谷部は「でも最近、ここ1~2年間はさほど審判に文句言っていませんですよ」と笑いながら返した。

 また、プレシーズンのテストマッチではボランチでの起用が多かった長谷部だが、開幕以降もリベロではなく、中盤でプレーする可能性が高いと見られる。それについてコメントを求められたベテランは次のように語っている。

「大事なのは両方ともプレーできることです。監督も同じで、いずれのポジションでできると考えてくれています。現在ゼップルがちょっと離脱していたり、アイディン・フルスティッチもいなかったり、(ロドリゴ)ザラザールがシャルケへ移籍したことで、6番(ボランチ)の位置に空きがあったということです(笑)。だから監督に6番に置かれたのでしょうね」

「シーズンが始まって、ヒンティーが出場停止になったり、ケガしたり、エヴァン・ヌディカも負傷したりで、バックラインの中央でプレーすることも考えられます。今シーズンは試合が多いため、両方のポジションでプレーすることになると信じています」

 身体的に出場可能と感じる試合数についても質問された37歳の長谷部。それについては「正確には言えません。年齢はあまり意識していませんね。リミットを決めるのも好まないです」と明言を避けつつ、「今は良い気分です。3~4年前まで37や38歳になってもブンデスリーガでプレーするとは思っていませんでした。ピッチ上でパフォーマンスを出していくことが大事でしょう」とコメント。そして、笑みを浮かべながら「週に2試合、90分間ずつプレーできます」と返答していた。
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