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バルセロナの表彰式で1人が“行方不明”…激怒してロッカールームに直行か

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ジョアン・ガンペール杯を制したバルセロナ

 バルセロナのDFサムエル・ウムティティが8日にホームで行われたジョアン・ガンペール杯のユベントス戦(○3-0)後、表彰式に姿を見せなかったのは、ファンからのブーイングに腹を立てたことが原因だったようだ。スペイン『エル・デスマルケ』など複数メディアが伝えている。

 コロナ禍の影響で多額の負債を抱えるバルセロナは今夏、年俸の高い一部の主力選手を放出する動きを見せていた。ウムティティもその1人だったが、本人は残留を決断したとされている。

 クラブがラ・リーガの定めるサラリーキャップの問題をクリアできず、FWリオネル・メッシの退団を発表した後には、同じく高給取りのFWアントワーヌ・グリーズマンが練習場で「お前のせいだ」などとファンの罵声を浴びた。

 そしてジョアン・ガンペール杯のユベントス戦ではウムティティにも批判の矛先が向けられ、後半17分に交代で登場するとファンは激しくブーイング。スペインのジャーナリストであるジョセップ・ソルダード・ゴメス氏によれば、激怒したウムティティは試合が終わるとすぐにドレッシングルームに向かったという。

 フランス代表DFは試合後に自身のインスタグラム(@samumtiti)を更新。ストーリー機能で「何も言わない方がいい時もあるし、沈黙が物事を解決してくれることもある」とメッセージを発信した。

 今回の騒動を報じた同メディアは「このフランス人選手は、バルセロナでもう1シーズンプレーすることを決めた。年俸を下げること、自分が成功できると信じているクラブを去ることを拒否し、間接的に新加入選手の獲得への道を閉ざしている」と指摘している。

 続けて「ロナルド・クーマンとジョアン・ラポルタは、このセンターバックの退団について再度交渉しなければならないだろう。バルサが財政的に回復したいのであれば、この移籍市場でウムティティの退団は必須だ」との見解を示した。

ブーイングを受けたDFサムエル・ウムティティ


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