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レアルも開幕2連勝ならず! レバンテと壮絶撃ち合い、FWビニシウス2発&相手GK退場誘うもドロー

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FWビニシウス・ジュニオールがGKアイトール・フェルナンデスの退場を誘った

[8.22 ラ・リーガ第2節 レバンテ 3-3 R・マドリー]

 ラ・リーガは22日、第2節を各地で行い、レアル・マドリーレバンテと3-3で引き分けた。序盤にFWガレス・ベイルの復帰後初ゴールで先制したものの、後半開始からまさかの3失点。途中出場のFWビニシウス・ジュニオールの2ゴールでなんとか追いついたが、同じく1勝1分のバルセロナとともに開幕2連勝とはならなかった。

 試合は早々に動いた。前半5分、先手を取ったのはアウェーのR・マドリー。左サイドの低い位置で組み立てに参加したFWエデン・アザールが相手を引きつけ、DFダビド・アラバがスルーパスを供給すると、FWカリム・ベンゼマがオフサイドぎりぎりで最終ラインを抜け出す。そのままペナルティエリア内まで駆け上がり、マイナス方向に折り返しのボールを供給すると、反応したのはベイル。左足ダイレクトのグラウンダーシュートでネットに突き刺した。

 昨季は古巣のトッテナムに期限付き移籍していたベイルはこれが復帰後初ゴール。R・マドリーでは2019年9月1日の第2節ビジャレアル戦で2ゴールを決めて以来、ちょうど2シーズンぶりのリーグ戦ゴールとなった。カルロ・アンチェロッティ新監督の下、開幕から2試合連続で先発起用されている期待に見事に応えた。

 ところがその後は一転、レバンテに主導権を握られ、R・マドリーにとっては苦しい展開。前半こそ持ちこたえたものの、後半開始から一気に畳みかけられた。まずは後半開始のファーストプレー、レバンテはMFホセ・カンパーニャの縦パスからMFゴンサロ・メレロ、MFホセ・ルイス・モラレスがつないで中央を打開すると、メレロがスルーパスを供給。これに抜け出したFWロヘル・マルティが落ち着いて決めた。

 さらに果敢な姿勢を保ち続けるレバンテは後半12分、DFホルヘ・ミラモンのスローインをメレロがつなぎ、MFホルヘ・デ・フルトスが右サイドを突破。力強いクロスをゴール前に供給すると、ファーサイドで反応したのはカンパーニャ。見事にミートしたボレーシュートで逆転ゴールを突き刺した。

 するとR・マドリーは後半14分、MFイスコ、アザール、ベイルを下げて、FWマルコ・アセンシオ、FWビニシウス・ジュニオール、FWロドリゴ・ゴエスを一挙に投入。さらに同20分、DFルーカス・バスケスに代わってDFダニエル・カルバハルも起用し、次々に交代カードを使った。

 そうして勢いを取り戻したR・マドリーは後半28分、試合を振り出しに戻した。右サイドの低い位置でボールを奪ったカルバハルが縦につけると、中盤のスペースで受けたMFカゼミーロがターンからロングスルーパスを供給。これに抜け出したビニシウスが相手を振り切り、落ち着いてゴールマウスに流し込んだ。

 もっとも、レバンテはなおも譲らない。後半34分、ゴールから約40mの位置でFKを獲得し、MFエニス・バルディがインスイングのボールをゴール前に送り込むと、アラバに当たったボールがゴール前にこぼれ、これにDFロベル・ピエールが反応。ワンタッチでGKティボー・クルトワの牙城を破った。

 このままでは終われないR・マドリーも後半40分、ベンゼマのスルーパスに抜け出したビニシウスが見事なループシュートを流し込み、すぐさま同点に追いつく。さらに同42分、カウンターに抜け出したロドリゴのスルーパスからビニシウスがシュートを放ち、ペナルティエリア外に飛び出していたGKアイトール・フェルナンデスのハンドを誘って相手守護神を一発退場に追いやった。

 レバンテはすでに5枚の交代枠を使い切っていたため、DFルベン・ベーゾがゴールキーパーを務める絶体絶命の大ピンチ。それでも最後はしっかりと守備ブロックを敷きながら、一度も急増GKに守備機会を作らないまま時間を使ったレバンテが試合を締め、派手な撃ち合いは3-3で幕を閉じた。

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データ提供:Opta
※大会の公式記録と異なる場合があります

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