beacon

冨安健洋、今夏の移籍はやはり困難か…伊紙の見解は?「急展開がない限りあと1年ボローニャ」

このエントリーをはてなブックマークに追加

 ボローニャに所属する日本代表DF冨安健洋について、イタリア紙『コリエレ・デロ・スポルト』が24日、去就を巡る動向を分析した。

 2年前にシントトロイデンからボローニャへ加入して以降、セリエAで活躍を続けてきた冨安。今夏の移籍市場では、トッテナムなどプレミアリーグの複数のクラブから熱視線を受け、ステップアップの可能性が報じられてきた。ボローニャは当初、冨安に対するオファーに耳を傾けてきたが、コッパ・イタリア初戦での守備崩壊を受けて方針を転換。シニシャ・ミハイロビッチが信頼を寄せる冨安の残留の可能性が囁かれ始めた。

 イタリア紙はそんな中、冨安を巡る状況について見解を示した。「彼の代理人はプレミアリーグへ連れて行こうとしているが、現時点でボローニャを満足させられそうなクラブはない」とコメント。続けて「日本人選手はがっかりしているかもしれないが、現実には魅力的なオファーが(ボローニャ本部のある)カステルデーボレへ一度も届いていない」と述べた。

 このため、冨安の今夏の移籍が難しい状況であることを示唆。「急展開がない限り、彼の将来は少なくともあと1年、ボローニャにあることになると考えられる」と結論付けた。移籍期限の31日まであと1週間。果たしてどんな展開が待っているのか、今後の動向は注目されるところだ。

 なおイタリア紙は、東京五輪終了後の休暇を終えてボローニャに帰還した冨安の動向も伝えている。日本代表DFは現在、ベストコンディションに戻すための個別メニューに取り組んでおり、あと数日ほどチームメートと別れて調整を続けるとみられる。また23日はボローニャ市内の病院において、クラブ幹部のマルコ・ディ・バイオやFWアンドレアス・スコフ・オルセン、下部組織プリマベーラの選手らとともに、新型コロナウイルスのワクチン接種キャンペーンに参加している。

●海外組ガイド
●プレミアリーグ2021-22特集
●セリエA2021-22特集
世界のサッカー情報はgoal.com

TOP