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C・ロナウドに伊識者が持論「彼はカルチョをチームスポーツから個人スポーツに変えた」

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ポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドユベントスを退団する可能性が報じられる中、イタリアメディア『スカイスポーツ』でジャーナリストらが見解を示した。

C・ロナウドは、2018年夏に9年間所属したレアル・マドリーを退団。移籍金1億ユーロ(約129億円)ほどでユヴェントスに加入すると、2年連続でリーグ優勝に貢献。昨シーズンはアンドレア・ピルロの下でスクデットを逃したが、まだ手にしていなかったコッパ・イタリアのタイトルを獲得。さらに29ゴールを挙げ、セリエA得点王にも輝いた。

しかし、ユベントスが今夏マッシミリアーノ・アッレグリを招へいしてチームの再建に取り組む中、C・ロナウドはトリノを去ることを決断したと複数メディアで伝えられている。移籍金は少なくとも2500万ユーロ(約32億円)と見込まれているという。

そんなC・ロナウドについて、イタリア人ジャーナリストのパオロ・コンドー氏は自身の見解を示す。

「C・ロナウド、ユーベ、そして我々のカルチョにとって、大きなチャンスを失ったようなものだと考える。世界第2位の最強選手がセリエAにいたわけだが、総括するとその大きな魅力は1年しか続かなかった。また人間的な観点から、C・ロナウドには、もっとはるかに周囲に対して共感を示してくれることを期待していた。王者である彼は、カルチョをチームスポーツから個人スポーツへと変貌させた」

イタリア人解説者のマルコ・ブッチャンティーニも、C・ロナウドのユーベ退団について持論を展開。選手個人の力よりも、組織力がより重要であると述べた。

「世界最高給の5選手がチャンピオンズリーグで優勝することができなかった。ユーベは一時、ヨーロッパ最強のチームとみなされたこともあったが、それから少しずつ力が落ちていった。偉大な王者だったかもしれないが、結局のところ勝利するのはチームの組織力だ」

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