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偉業達成のC・ロナウド「僕が今回の新記録を喜ぶもう1つの理由は…」

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FWクリスティアーノ・ロナウドが偉業を達成

 ポルトガル代表のFWクリスティアーノ・ロナウド(マンチェスター・ユナイテッド)が1日、カタールW杯欧州予選のグループA第4節アイルランド代表戦(○2-1)で2ゴールを決め、元イラン代表のアリ・ダエイ氏と並んでいた国際Aマッチ歴代最多得点記録を111ゴールに塗り替えた。イギリス『スカイ・スポーツ』が試合後のコメントを伝えている。

 C・ロナウドは1点ビハインドで迎えた後半44分、右サイド深くからMFゴンサロ・ゲデスが入れたクロスを頭で叩き込み、同点弾を奪取。同アディショナルタイム6分にはPA右外のMFジョアン・マリオからのクロスに再びヘディングで合わせ、2-1と試合をひっくり返す決勝ゴールを挙げた。

 ポルトガル代表キャプテンは劇的勝利に「最後まで勝てると信じていた」と言及。開始早々にPKをセーブされるなど、もどかしい展開が続いたが、「(PK失敗について)それも試合ではあり得ること。得点することもあれば、ミスすることもある。だけど僕は試合の最後まで信じて戦った。得点して試合に勝つことができて、すごく嬉しいよ」と喜んだ。

 今回の2得点により、国際Aマッチ歴代最多の111ゴール。ダエイ氏を抜いて歴代単独1位となったC・ロナウドは「記録を更新しただけでなく、特別な瞬間を過ごせたことも含めて、本当に嬉しいよ。試合終了間際の2ゴールだ。とても厳しかったけど、チームに感謝している。僕たちは最後まで信じていたし、サポーターもそうだった。とても嬉しい」と喜びの言葉を続けた。

 また、インタビュー後には自身のインスタグラム(@cristiano)を更新し、次のようにつづっている。

「キャリアを通じ、幸いにもいくつかの記録を破ってきたけど、今回の記録は僕にとって非常に特別なものであり、間違いなく功績として並べたいものだ。それぐらい心から誇りに思っている」

「第一に、自分の国を代表してプレーすることは、ポルトガルを守り、ポルトガルの人々がどのような人たちなのかを世界に示すという意味で、特別なことだ」

「第二に、子供の頃から代表チームの試合には強い影響を受けてきた。毎年夏になるとEUROやW杯で、国のためにプレーする選手たちを憧れの目で見てきた」

「だけど何よりも、ポルトガル代表として111ゴールを決めるということは、今日アルガルベで経験したような、世界中の何百万人ものポルトガル国民が一体となって幸せを感じる瞬間が111回あったということだ。彼らにとって、全ての献身は価値あるものなんだ」

「僕が今回の新記録達成を喜ぶもう1つの理由は、アリ・ダエイ選手の記録が高く設定されていたことだ。僕自身もある時点では、彼に追いつけないのではないかと思い始めていた」

「これほどまでに長く記録を保持してきた"シャリアー”におめでとうと伝えたい。また、僕が得点するたびに、そして僕が彼の傑出した数字にどんどん近づいていくたびに、いつも私に敬意を示してくれたことにも感謝している」

「ありがとう、ポルトガル。この旅を忘れられないものにしてくれたチームメイトや対戦相手の皆にも感謝している。これからもピッチの中で会い続けよう。まだまだ得点記録は止まらないよ……」

 ホームでの一戦を制したポルトガルは3勝1分で勝ち点10とし、暫定で単独首位。次戦は7日に開催され、敵地でアゼルバイジャン代表と対決する。

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