イタリア代表のレジェンドであるダニエレ・デ・ロッシ氏が、指揮官としてセリエAに帰還する可能性が浮上している。イタリア『TuttoMercato』が伝えた。

　現役時代、ローマで2001年のトップチームデビューから18シーズンにわたって活躍したデ・ロッシ氏は、ボカ・ジュニアーズでのプレー後、昨年に現役引退。今夏にはイタリア代表のアシスタントコーチを務め、母国の53年ぶり2度目となるEURO2020優勝を支えた。

　そのデ・ロッシ氏について現在、ボローニャが次期指揮官候補としてリストアップしているとのことだ。白血病を克服したシニシャ・ミハイロビッチ体制3シーズン目を迎えているボローニャは、18日に行われたセリエA第4節のインテル戦で1-6という大敗を喫したところだ。

　報道によれば、ボローニャ上層部は今回の大敗の前から昨季12位だったチームの指揮官交代を考慮しており、夏にデ・ロッシ側と連絡を取っていたとのことだ。

　なお、EURO2020後にイタリア代表スタッフから離れる決断をしたデ・ロッシ氏は先日、イタリア誌『Sportweek』のインタビューで、「代表チームには常に恩を感じているが、私には『指揮官になりたい』という明確な目標がある。私はまだ38歳。指揮官としてベンチに座ったことは一度もない。変に聞こえるかもしれないが、それでも自分の準備はできているように感じるんだ」と話していた。

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