beacon

久保建英、あわや負傷も相手はお咎めなし…マジョルカはビジャレアルとスコアレスドロー

このエントリーをはてなブックマークに追加

MF久保建英は4試合連続スタメン

[9.19 ラ・リーガ第5節 マジョルカ0-0ビジャレアル]

 ラ・リーガ第5節が19日に開催され、MF久保建英の所属する8位マジョルカはホームで13位ビジャレアルと0-0で引き分けた。久保は4試合連続のスタメン出場。古巣戦で4-4-2の右サイドハーフに入り、後半アディショナルタイム1分にMFイ・ガンインとの交代で退いた。

 マジョルカは序盤から70%近いボール支配率でゲームを進めるビジャレアルに対し、自陣で守る時間が続く。流れの中で攻撃の形をつくれない中、前半24分に右サイドのFKからキッカーのMFサルバ・セビージャが右足でクロスを供給。中央のFWフェルナンド・ニーニョがトラップから右足でボレーシュートを放つが、枠を外れる。

 その後も耐える展開となり、前半39分には負傷したDFパブロ・マフェオがDFホアン・サストレと交代。スコアレスでハーフタイムが近づくと、同アディショナルタイム3分にはカウンターから右サイドでパスを受けた久保がPA内右に持ち込み、フェイントでの揺さぶりから中央へラストパスを出す。フリーで走り込んだMFダニ・ロドリゲスが右足で合わせるも、シュートはわずかにクロスバーを越えた。

 前半の終了間際に久保のプレーで決定機を創出したマジョルカは、後半の立ち上がりにも連続してチャンスを迎えるなど、攻撃のリズムをつかみ始める。後半7分には久保を起点としたパスワークで攻め込むが、フィニッシュにはつながらない。

 また、このシーンで久保がDFペルビス・エストゥピニャンに潰されて倒れた直後、着地を試みたエストゥピニャンに左足首付近を思い切り踏まれてしまう。しばらく起き上がれなかった久保は幸いにも大事には至らず、プレーを続行。エストゥピニャンもお咎めなしとなる。ただ、これをきっかけに両チームともラフプレーが目立つようになり、一時ファウルやカードが飛び交った。

 主導権を握りながらゴールが遠いビジャレアルは、後半11分に4枚替えを敢行。今季リーグ戦初出場となるMFダニエル・パレホやFWパコ・アルカセルをピッチに送り出した。

 終盤は互いにゴールへ迫るスリリングな展開となる。後半37分、久保の縦パスを起点としたスピーディーな攻撃から、PA手前右のサストレが右足で正確なクロス。フリーのMFマシュー・ホッペが右足でゴール右に決めるが、オフサイドで得点は認められない。

 両チームとも最後まで譲らず、0-0で終了のホイッスル。マジョルカは2戦未勝利(1分1敗)、ビジャレアルは開幕4試合連続ドローとなった。

●海外組ガイド
●ラ・リーガ2021-22特集

データ提供:Opta
※大会の公式記録と異なる場合があります

TOP