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イニエスタはバルサへの復帰も?「どうかと聞かれればイエスです。神戸は…」

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MFアンドレス・イニエスタ

 ヴィッセル神戸の元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタバルセロナへの思いを語った。1日、英『BBC』が伝えている。

 バルセロナの育成組織からクラブ一筋でプレーしてきたイニエスタ。9度のリーガ制覇や4度のUEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)優勝など、さまざまな栄光をクラブにもたらした。しかし、2018年にキャリア初めてとなる移籍を行い、神戸に加入。21年には2年間の契約延長を発表していた。

 神戸でも19年の天皇杯や20年の富士ゼロックススーパー杯の2つのタイトルを獲得。着実に神戸に力を与えている37歳は、遠く離れた日本からバルセロナの現状を語る。古巣は欧州CLでクラブ史上初の開幕2連敗など苦境が続き、ロナルド・クーマン監督の退任の噂も絶えず聞こえているが、イニエスタは「色々変わったし、選手も違うけど、それでもアイデアやコンセプトは残っている」と口にした。

「良いときがあれば、悪いときもある。これまでもそうだったんだけど、個人的にはあまり比較はしたくないんだ」

 苦境に陥ったバルセロナに対し、決して批判の言葉を出さないイニエスタ。将来的なバルセロナ帰還も選択のひとつにあるようだ。

「何よりも、長年過ごしたクラブですからね。将来、何が起きるかわからないし、どんな形で復帰できるかもわからない。次の瞬間、誰が責任者になっているかもわからないから」

「そう、色々な要素があるから、実際はどうなるかなんてわからないんだ。しかし、もし復帰したいのかどうか聞かれたら。その答えはイエスです」

「監督になりたいと思うこともあれば、別の方向に興味が向くこともある。サッカー界には残りたいと思っているし、プロを終えたら監督のライセンスも取りたい。だけど、将来それを使うかはわからない。朝起きて『これだ』と決断することはないだろうから、いまはプレーすることとトレーニングを楽しんで、将来どうなるかゆっくり考えたいね」

 イニエスタは神戸での生活も語る。あくまでいまはチームの一員として、タイトル獲得を強く望んでいる。

「公私ともに、毎日を快適に過ごせる場所を見つけることはとても難しい。でも、神戸ではそのような場所を見つけることができたと思います」

「バルセロナを離れることはとても難しい決断でした。しかし、(神戸では)人々の接し方が最初からとても、とても素敵だったんです」

「自分の体が動く限り、試合には出続けたい。サッカーを楽しみ続けるためには、良いコンディションを保つことが大切だ」

「私たちはクラブの歴史上で2つしかないタイトルを獲得した。今シーズンも歴史を作るために挑戦し続けたい。いま私たちは良い位置にいる。アジアチャンピオンズリーグの出場権を手にすることが目的です。私に残された時間は短い。それは簡単ではないだろう。しかし、もう少しタイトルを獲得したいと思っています」

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