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イニエスタが語るプレー選択の“コツ”「身に着き始めたのは10歳のころだった…」

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MFアンドレス・イニエスタがプレーのコツを語る

 ヴィッセル神戸の元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタがプレーのコツを語った。1日、英『BBC』が伝えている。

 バルセロナやスペイン代表で数々のタイトルを獲得し、2018年から神戸に加入したイニエスタ。意表を突いたパスや咄嗟の切り返しなど、抜群のセンスはいまだ衰えず。その極意について「私は数歩先を読む、直感的なプレーヤーだと思っている」と自ら分析している。

 中盤で試合の流れを読み、攻撃のタクトを振るポジションだからこそ「それが自分の強みになる。できるだけそれを生かそうとしている」とストロングポイントを生かす動きをしているようだ。さらに、すさまじい試合スピードの中でいかにプレー選択をしているかにも触れている。

「起こっていることを脳内で処理しています。それを表現するのは難しいですね。若いころから学び、反復してきたからなのか、それは反射的に起きていることです」

「サッカーにおいて、考え始めていたらそれは遅すぎるのです」

 イニエスタはそれがプレー選択の“エッセンス”(真髄)と語る。その基礎は10歳のころから身に着けていたという。

「子どものころはだいたい故郷のストリートや学校の校庭でプレーしていた。その環境だ。それが私を進化させた。どういう環境で育ったか、どんな人間だったかが、プレーヤーの色につながると思っている」

「最近の子どもたちは、より整備されたフィールドでサッカーの練習をしているね。そういう環境では、適応しようとしていくつかのスキルを身に着ける必要がある。いろんな環境がより良くしてくれるんだ」

 12歳のときにバルセロナの育成組織に加入したが、最初は苦労も多かった。バケツをひっくり返すように泣いたほどだという。イニエスタは「毎試合が試験のようだった。それに合格しないといけなかったんだ」と振り返る。

「それが基本だった。毎回その環境に適応し、要求されたスタイルに自分を合わせないといけない。しかし、本質は失わずにね」

「最も影響を受けた監督を挙げるのは難しい。バルサやスペイン代表チームでとても良い時期を過ごしたし、世界最高の選手たちと一緒にプレーして、彼ら全員から学んできた」

「自分のすぐそばにあるものだけではなく、対戦相手、対戦相手のシステム、対戦相手のプレースタイルだってある。いつだって学ぶ意欲、好奇心を失わないこと。これが上達し続けるための原動力になっている。フットボールを取り巻くすべてのものから学ぶことができるんだ」

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