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「自分は失敗した選手」市船出身、元京都の石田雅俊が韓国2部でプロ初ハット達成

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 Kリーグ2(韓国2部)の大田ハナシチズンでプレーする26歳FW石田雅俊がキャリア史上初のハットトリックを達成した。韓国『スポーツソウル』が伝えている。

10日、Kリーグ2・第33節安山グリナース戦で、石田は左インサイドハーフでフル出場。前半41分、44分、後半アディショナルタイムにネットを揺らし、ハットトリックを達成した。

 石田は市立船橋高から2014年に京都へ加入。レンタル移籍でSC相模原、ザスパクサツ群馬、アスルクラロ沼津を渡り歩いた。京都との契約満了で退団し、19年にKリーグ2・安山へ加入。20年は水原FCに移籍し、10ゴール4アシストの活躍でKリーグ1昇格に貢献していた。

 今季はKリーグ1の江原FCへ移籍したが、肋骨の負傷もあり、定位置をつかめず。6月にKリーグ2・大田ハナシチズンへレンタル移籍した。韓国1部への“個人昇格”から約半年後、再び韓国2部に戻ったことについて、「自分はサッカー人生に失敗した選手」と語った。

それでも、プロ初のハットトリックで4-1の勝利に導いた石田は「きょうの試合のように、人生を変えられる試合もある」と強調。昨年に続く “昇格請負人”として期待が懸かる中で「昇格できるチャンスがあるので、自分のサッカー人生をかける」と悲壮な覚悟を口にした。

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