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ベンゲル氏「オフサイドの決定はテクノロジーによって行なわれるだろう」

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 かつてアーセナルを率いたアーセン・ベンゲル氏が、サッカー界におけるテクノロジーの浸透について自身の見解を述べた。

 現在のサッカー界は、ゴール判定に用いられる電子補助システムであるゴールラインテクノロジー、映像を見ながらフィールドのレフェリーをサポートするVARなど、様々なテクノロジーが浸透している。

 FIFAでグローバル開発を担当しているベンゲル氏は、オフサイドの場面でもテクノロジーの導入が必要だと主張。これにより、試合がよりスピーディーになるとの見方を示した。

「オフサイドについては、意思決定のスピードをさらに上げていかなければいけない」

「2022年のワールドカップでは、迅速にオフサイドの判定を下すことができるようになる。判定が自動化される可能性が高い。これによりVARのように試合の進行を止めるようなことはない。レフェリングに関する大きな次の一歩となるだろう」

 こういったテクノロジーの介入をよく思わない一部の人たちがいる。ベンゲル氏もそれを理解した上で、より正確な判定が必要だと示した。

「おそらく、すぐに新しい発表をすると多くの人たちが反発する。しかしVARを導入したことによって、悪い判定を防ぐことができるようになったのも事実だ」

「まだまだ完璧にやらなければいけないことがある。VARは新しいプロセスだ。まだ彼らの基準がレフェリーの基準に達していない。しかし、それも数年後には解消される」

「VARは正確性を保つための有効な手段だ。VARはこれからも残すべきだと思っている。具体的に言うと、今までは93%のジャッジが正しいものだったが、VARにより97%まで引き上げることができた。これは大事なことだ」
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