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バルトメウ元会長、メッシ退団は「バルサの過ち」…2020年夏の退団騒動についても言及

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元会長のジョゼップ・マリア・バルトメウ氏

 バルセロナ元会長のジョゼップ・マリア・バルトメウ氏は、FWリオネル・メッシの放出を過ちと糾弾した。

 今夏の移籍市場で、21年間を過ごしたバルセロナから電撃退団したメッシ。財政難に陥るクラブと新契約に合意したと一時は報じられたが、ラ・リーガが定めたサラリーキャップの影響により契約を結べず、最終的にパリSGに新天地を求めた。

 そんなエースの退団について、昨秋に同選手の退団騒動を起こした責任を取ってバルセロナの会長職から身を引いたバルトメウ氏は、スペイン『ムンド・デポルティボ』で後任のジョアン・ラポルタ会長がメッシの引き留めに失敗したことについて自身の考えを語った。

「彼が我々とともにいることが何よりも重要なことであると私は日々そのように考えてきた。彼が世界最高の選手だからというだけではなく、彼の経済面やクラブイメージへの貢献度もその理由だ。メッシを退団させたことは過ちだ。彼はフットボール選手以上の存在だ」

 また、同氏は昨夏に大きな注目を集めたメッシ退団騒動についても触れて「メッシはクラブから出て行きたがっていたし、我々はその件について話し合い、私はノーと答えた」と明かし、当時を振り返った。

「メッシはクラブにとってとても重要な存在だと常に考えていた。同様にバルサは彼にとって重要なクラブでもあった。彼が退団することは、現状が示すように深刻な問題だ。シャビや(アンドレス)イニエスタのようにカタールや中国、アメリカに行きたいのなら話し合いができるし、セレモニーを行えると私は彼に伝えた。しかし、彼には新天地はなく、彼はフリーになることを望んでいた」

「我々は彼に“我々は君にとってのヨーロッパでの最後のクラブになりたい。後に他の大陸に行くことを望むのなら問題はないが、我々は君がここに残留することを望んでいる”と伝えた。これが2020年夏の物語の一部だ。我々は彼に残留を求め、彼は退団を望んだが、どこに行くのかはっきりしなかった。私は彼にどこに行きたいのかをいつも尋ねていた」

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