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主審に暴行したブラジル人選手は2年間活動禁止…愚行への反省も口に

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 ブラジルでレフェリーに暴行を働いた選手に対して2年間の活動禁止の処分が下された。

 先日、ブラジルのカンピナート・ガウショ・セリエA2のグアラニー戦でサンパウロRSのウィリアム・リベイロは1点を追う中、自身の反則を取られた際に激怒。ロドリゴ・クリベラロ主審に襲い掛かり、倒れた同主審の後頭部を蹴る愚行に出た。

 被害に遭ったクリベラロ主審はグラウンドに倒れたまま意識を失った様子で、その後救急車がピッチに駆け付けて救急搬送。一方のリベイロは駆け付けた警官隊によりピッチから連れ出され、保安局に連行された。その後、サンパウロRSの会長は謝罪とともに、リベイロとの契約を即座に打ち切ったことを発表した。

 前代未聞の愚行の加害者であるリベイロに対して、地元のスポーツ仲裁裁判所の懲戒委員会は2年間のフットボール活動禁止の処分を科すことを決定。これにより、現在無所属となった同選手は2023年秋までプレーできず、現在30歳ということからも引退の可能性が高い。

 また、リベイロはこの処分を受け「ピッチ上でいくつかの問題があった。僕は過ちを犯した。やってしまったことは正しいことではない。本当に申し訳なく思っている。我を失ってあのような行動に出てしまった。あのとき何が起きたのか、説明できない。目の前が真っ暗になったんだ。今は精神的な治療を求めているほどだ」と反省を口にしている。

 なお、現段階で刑事罰を受けるかは定かになっていない。
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