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バルサ“至宝”ファティ…獲得に乗り出していた3つのビッグクラブ

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契約更新に至ったFWアンス・ファティ

 バルセロナは20日にFWアンス・ファティとの契約延長を発表。期間を2027年6月末までとし、契約解除金は10億ユーロ(約1330億円)に設定された。18歳の至宝に対し、パリSGマンチェスター・ユナイテッドリバプールがオファーしていたという。21日、スペイン『コープ』が伝えている。

 2012年にバルセロナの育成組織に入団したファティ。クラブ史上2番目となる16歳298日でトップチームにデビューすると、その1週間後にはクラブ史上最年少の16歳304日で初ゴールを成し遂げる。その後もUEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)にクラブ史上最年少でデビューを飾り、大会最年少得点も記録。昨シーズンに正式にトップチームに昇格すると、20年9月にはスペイン代表に史上2番目の若さとなる17歳284日でデビュー。同国史上最年少ゴール記録も塗り替えた。

 昨年11月に半月板を損傷し、長期離脱をしていたが、今季復帰を果たして背番号10を着用。今夏に退団したFWリオネル・メッシの後継者として、サポーターからの期待も大きい。

 ファティ契約更新には、急を要する理由があった。それはビッグクラブからのオファーだ。今季限りで契約満了の18歳にはパリSG、リバプール、マンチェスター・Uの3クラブが獲得に乗り出しており、その内容はバルセロナの給与の2倍以上にもなったという。しかし、ファティはバルセロナ残留が第一希望。3クラブが契約更新の交渉を阻もうとしてきたため、スピーディな契約締結となった。

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