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ユーベはドロー…10番ディバラは“ウノゼロの美学”に警鐘「攻撃面の改善は絶対的に必要」

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FWパウロ・ディバラが攻撃面の改善を訴える

 ユベントスは24日のセリエA第9節でインテルとの“イタリア・ダービー”に臨み、1-1のドローに終わった。前半17分に先制を許したが、試合終了間際にPKを奪取。FWパウロ・ディバラが決め切り、引き分けに持ち込んだ。

 覇権奪還を狙うユベントスは王者と痛み分け。終盤にゴールを奪えたものの、ダービーを制することはできなかった。直近の公式戦4試合すべてで1-0の勝利を収めており、“ウノゼロ”の美学とも思われる現状。今節も結果的に1点しか奪えなかったことに、背番号10のディバラは警鐘を鳴らしている。

 イタリア『DAZN』のインタビューに応えたディバラは、勝ち点1奪取に一定の満足を示す。「私たちはユベントス。いつも勝つためにプレーをしているが、相手はとても強いチームであり、試合の流れを考えれば勝ち点1でも及第点ではある」と語る。

 しかし“ウノゼロ”では勝ち切れない試合も増える。背番号10は「1点差で勝つことだけを考えていると、相手に得点されたときに苦しくなる。1-0で勝てるならそれに越したことはないが、攻撃面での改善は絶対的に必要です」と指摘した。

 負傷からの復帰には、感謝を伝える。「チームメイトやファン、みんなのために、ベストを尽くしたかった。怪我をたくさんしてしまい、本当に迷惑をかけている。ただ見ているだけなんて楽しくはない」とコメント。「ずっとここにいて、偉大な選手たちから多くのことを学んできた。ちゃんと成長してきていると思うし、若手の選手を助けられるはず。自分の番が来たと思う。チームを助けたい」と活躍に意欲を燃やしている。

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