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15年前のイブラヒモビッチは?カペッロ氏「シュートがかなり下手だったが…」

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 イタリア人指揮官のファビオ・カペッロ氏が、イタリア国営放送『Rai』のラジオ番組のインタビューに応じ、古巣ユベントスやかつての教え子であるFWズラタン・イブラヒモビッチなどについて見解を示した。

 昨シーズン、セリエA10連覇を逃したユベントスは、2年前までチームを指揮していたマッシミリアーノ・アッレグリを今夏に再招へいし、チームの立て直しを図る。しかしリーグ戦11試合を終えて、4勝3分4敗で9位と低迷。元イタリア王者の将来に暗雲が漂う。

 そんな中、カペッロ氏は、アッレグリに対してユーベに復帰しないよう忠告していたことを明かした。

「アッレグリには復帰するなとアドバイスしていた。『あらゆる厄介ごとをつかまされることになるだろう』とも伝えていたのだが。選手たちは本来のパフォーマンスを発揮できていない。ユーベには勝者のDNAがあるはずだが、現時点でそれが見えない。監督のせいにするのは簡単だが、現実はそうではない。簡単に覆すことができないような状況なんだ」

 続いてカペッロ氏は、40歳を迎えてなお、第一線で活躍を続けるイブラヒモビッチに言及。2004年から2006年にかけてユベントスで指導した教え子の過去を振り返った。

「ユーベにいた時は足元が使えなかった。もっと正確に言うと、シュートがかなり下手だった。それから意欲的に努力を続けたことで上達した。これを見て、将来、偉大な選手になるだろうことを予感したよ。当時もすでに良い選手ではあったが、まだ成熟を迎えていなかった。しかし、のちのキャリアで残してきた成績を見れば、彼がどれほどの意欲をもってプレーしてきたかがうかがえる」

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