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「ミランの課題は不可欠なFWがいないこと。ナポリ守備陣はセリエA最強」伊メディアが見解

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 今シーズン、首位ナポリと並び無敗を続けるミランについて、イタリアメディア『メディアセット』のブルーノ・ロンギ記者が見解を示した。

 2020年1月にFWズラタン・イブラヒモビッチが加入して以降、大きく成長を続けてきたミラン。今シーズンも好調を維持し、開幕以降10勝2分で32ポイントと、首位ナポリに並ぶ快進撃を見せている。そんなミランについて、イタリアメディアのロンギ記者が見解を示した。

「ミランは約2年間にわたって良い仕事をしてきたことを証明している。さらに今シーズンは、技術的なレベルも高まった。バレーボールのローテーションを彷彿とさせるような新たな戦術にも挑戦している」

 一方でロンギ記者は、契約延長交渉が進まないMFフランク・ケシエや全試合で起用できない40歳のイブラヒモビッチの扱いなどを不安視しつつ、チームの課題を指摘した。

「だがケシエの将来やイブラヒモビッチの起用を巡り、不確かさもある。スウェーデン人FWは40歳。22歳の(ビクター)オシムヘンと同じような継続性は期待できない。したがってピオリには、いわゆる“不可欠なFW”がおらず、試合ごとに適切な攻撃陣の組み合わせを見出すことが課題となる。昨シーズンのユベントスにおけるクリスティアーノ・ロナウドや、インテルにおける(ロメル)ルカクのようにね」

 続いてイタリアメディアの記者は、ルチアーノ・スパレッティ率いるナポリにも言及した。

「ナポリはプレーのクオリティにおいて、ややミランに劣る。だがしっかりとした基盤を持っている。得点力はミランと変わらないが、守備陣はセリエA最強と言えるだろう。ナポリもミランも同じペースを維持しているが、ピオリのチームがユーベやインテルと想定可能な相手と引き分けたのに対し、ナポリはローマやベローナとドローに終わった」
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