beacon

「アンス・ファティはムバッペと同等か、それ以上の選手」ラ・リーガ会長が主張

このエントリーをはてなブックマークに追加

 ラ・リーガのハビエル・テバス会長はバルセロナのFWアンス・ファティについて、少なくともパリSGのFWキリアン・ムバッペと同等の実力を持っていると語った。スペイン『アス』が伝えた。

 ファティは過去2年間で、バルサのアカデミー出身者からトップチームのスターへと見事な成長を遂げた。2019年8月にデビューして以来、数々の記録を打ち立ててきたファティは、バルサの最年少得点者であり、UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)史上最年少得点者でもある。

 一方、ムバッペは世界のサッカー界で最も注目されている選手の一人として広く知られている。ムバッペは22歳91日という若さでリーグアン100ゴールの大台に到達した、史上最年少の選手となった。W杯優勝者であるムバッペは2015年12月にモナコでデビューし、その2年後にパリSGに加入している。

 9月にはFWリオネル・メッシの10番を継承し、先日新たに長期契約を結んだファティは、バルセロナで51試合に出場し、全試合で17ゴールを記録している。

 ただし、同じ期間をみるとムバッペはパリSGで97試合に出場して77回ゴールしている。これは98分に1回の割合でゴールを決めていることになり、一方のファティは138分に1回の割合でゴールを決めている。また、アシスト数でもムバッペはファティを上回っている。ムバッペはパリSGのチームメイトに33回のアシストをしているが、ファティは3回止まりだ。このように、両者の同時期を比較すると、ムバッペの方が有利である。

 モナコでの最初の51試合は、ファティと同じく先発出場が27試合、残りは交代要員としての出場だったが、ムバッペは108分に1回の割合でゴールを決めており、24回の得点と10回のアシストを記録している。このときのビッグチャンスでのコンバージョン率は71%で、現在は48%に低下してはいるものの、いずれにせよファティの29%を上回っている。

 それでも、テバス会長はファティも彼に勝るとも劣らないと主張している。『エル・パルティダゾ・デ・コープ』の取材に応じ、次のように語った。

「私たちにはアンス・ファティがいる。彼は残念ながら怪我をしているが、時間が経つにつれ、ムバッペと同等以上の能力があることを示しはじめた」

●ラ・リーガ2021-22特集

TOP