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躍動の兆し! ビーレフェルト奥川雅也はドンピシャボレーで2戦連続ゴール「うまいこと蹴り込めた」

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MF奥川雅也が2試合連続ゴール

[11.20 ブンデスリーガ第12節 ビーレフェルト2-2ボルフスブルク]

 ビーレフェルトは20日のブンデスリーガ第12節でボルフスブルクと2-2のドロー。接戦の均衡を破ったのはMF奥川雅也。昨季からブンデスに挑戦する25歳にとって、初の2試合連続ゴールとなった。

 奥川のゴールは前半11分。MFパトリック・ビマーが右サイドをドリブルで走り続け、PA手前に来ると、PA内に浮き球の緩やかなパスを出す。PA中央の奥川は前方を向きながら、ボールを待ち、ドンピシャの右足ボレーシュート。体勢を崩しながらもゴールに流し込み、先制点を奪ってみせた。

 1-0で前半を折り返すと、後半9分には再びチャンス。奥川が相手選手の股を通すパスを出すと、受けたMFアレッサンドロ・シェプフがPA内でファウルを受け、PKを獲得する。FWファビアン・クロスが決め切り、2-0と点差を広げた。その後は立て続けに2失点と悔しい展開になり、2-2のドロー。降格圏に沈むチームは、前節の今季初勝利に続く連勝とはならなかった。

 後半38分までプレーした奥川。試合後のインタビューでは「前半から僕たちがやりたかった前線へのプレスがうまく効いていた。相手の時間帯というのも少なかった中で、2点リードしていたのに簡単なミスから2失点。その後、立て直せたと思うんですけど、この2失点は防がなきゃ勝ち点が取れないなというのは実感しました」と悔しさをにじませる。

 ゴールには手応えも。「前半の最初から、相手がボールウォッチャーになっているのを見ていた。パトリックがボールを持ったときに、裏にボールが出るというのは練習からわかっているし、そういう意味で走ったところにすごく良いボールが来た。僕はゴールの位置も確認していたので、うまいことゴールの中にボールを蹴り込めたかなと思います」と振り返った。

 自身の活躍でリードに成功したものの、勝ち点3奪取にならず。奥川は「結果で見たら、やっぱり勝ち点3は取れたと思う」と語る。「こういう試合で勝ち点3を積み上げられないと、やっぱり上に順位を上げることは難しい。ボルフスブルク相手に僕たちのやりたいサッカーができていたので、継続するだけだと思います」と気持ちを切り替えていた。

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