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2度目のハーフタイム交代…サウールについてトゥヘル「準備を整える時期」

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 2日にプレミアリーグ第14節が行われ、首位を走るチェルシーはワトフォードと対戦。2-1で勝利を収めた。試合後、サウール・ニゲスがハーフタイムで交代した理由について、トーマス・トゥヘル監督が説明した。

 この試合でリーグ3試合目の出場を果たしたサウールだが、1-1で迎えたハーフタイムでベンチに下がっている。トゥヘル監督は「彼はイエローカードを受けていた。マルコス(アロンソ)に何かあったときのために、マルコスを外してサウールをウイングバックにするという選択肢も試合前から考えていたが、新しいポジションを試すには適切な試合ではなかった」と答え、以下のように続けた。

「よって、組織力のあるチアゴ・シウバをピッチに立たせ、フィジカルの強いチャロバーを6番(中盤)に配置した。残念ながらチャロバーはケガをしてしまったので、最終的にはルーベン(ロフタス=チーク)を中盤で起用することになった。これは戦術的な決定だよ」

 サウールは、現在リーグ戦3試合にしか出場しておらず、フル出場を果たしたのはカラバオ・カップのサウサンプトン戦の1回のみ。新天地で苦しむスペイン代表MFには、1月中にレンタル契約を破棄する可能性も伝えられている。

 しかし、トゥヘル監督は噂を全面的に否定。前回の移籍市場でサウールが要求した選手ではなかったとの指摘にも反論した。アトレティコで340試合に出場した実績のある選手のイングランドでの新たな挑戦について、次のように話している。

「どの選手にも適応するための時間が必要だと思うが、サウールにもその時間が必要だった。彼は中盤で多くの質の高い選手たちと競い合っている。言葉の問題ではなく、チームに何をもたらすことができるのか、クオリティーはどこにあるのかなど、もう少し理解する必要がある。簡単なことではないよ」

「彼がアトレティコ以外のクラブでプレーするのは初めてのこと。アトレティコのアカデミー出身で、スペインとここではゲームのスタイルが大きく異なることを受け入れなければならない。誰もが適応するために個々の時間が必要だ。私は彼が少しリラックスしてきていると感じているが、同時にそれは自分のクオリティーを発揮するための自由度も少し高まっているとも言える。中盤の選手が負傷している今は、彼が準備を整える時期だ。彼が見せたいものを見せることができると感じている」

 これからよりチャンスを与えることを示唆したトゥヘル監督に、サウールはアトレティコ時代の輝きを見せることはできるのだろうか。

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