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「すぐに察した」ランパードがチェルシー指揮官解任を知らされた日を振り返る

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解任を知らされた日を振り返ったフランク・ランパード

 フランク・ランパード氏は、ポッドキャスト「The Overlap」で、ガリー・ネビル氏に解任を知らされたときについて明かした。

 チェルシーの最多得点者でもあるランパード氏は、同クラブの監督として計84試合で指揮を執り、44勝23敗を記録。就任当初のシーズンではFAカップ決勝に導き、UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)出場権を獲得した。

 しかし、最後の5試合ではわずか1勝しか挙げられず、解任を宣告されることに。2021年1月にトーマス・トゥヘル監督に交代するまで、1年半を過ごしていた。ランパード氏は解任を知らされた日を振り返っている。

「会長のブルース・バックから、『トレーニングを抜けて役員室に来てくれないか』というメッセージをもらったんだ。(会長との関係は)とても友好的なものだったよ。メッセージを見て、すぐに何が起こるかはわかっていた」

 続けてチェルシーでの監督を務めた時間も振り返り、以下のように続けた。

「チームや自分の仕事に比べて、期待の大きさは気になっていた。少なくとも当時のチェルシーは再構築する時期だと感じていたからね。ただ、チェルシーというクラブでは、連続してタイトルを獲得しない限り、安泰なんて言葉はない」

 ランパード氏が着任した当時のチェルシーは移籍禁止期間中だったため、メイソン・マウントやフィカヨ・トモリといったアカデミー出身者に積極的にチャンスを与えていた。そして翌年の夏に、ティモ・ベルナー、カイ・ハバーツ、ハキム・ツィエク、ベン・チルウェル、そしてGKのエドゥアール・メンディを獲得。2億ポンド以上の移籍金を投じた。

「時間が経てば、そして新しい監督が来れば、変更や修正が可能になる。ただ、それはそうなった時に感じること。彼らは昨季、チャンピオンズリーグを制覇したのだから、上手くいかなかったのはちょっとしたことだと思う」

 イングランド代表として106試合に出場したランパード氏は、チェルシーを退団した後、監督業への復帰を目指して「いくつかのクラブ」と話をしたという。

 11月にダニエル・ファルケ監督が解任された後、ノリッジとの関係が強く噂されていたが、結局は当時アストン・ビラの監督を解任されたばかりだったディーン・スミス氏を起用した。

「いくつかのクラブは自分に合わないと感じた」とランパード氏は語り、監督になる機会を「過度に選びたくない」と付け加えた。

「サッカーの世界で選択眼を養い、どんな仕事でも額面通りに見ようとすれば、良いことも悪いこともあるだろう。私は幸運にも働きたいと思える場所にいるけど、仕事に必死になっているわけではないし、適切な場所に行きたいと思っているよ」

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