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冨安の顔面を相手選手が足裏で踏む! VARチェックもカード無しに物議…アーセナルは逆転負けで連敗

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右あご付近に切り傷を作ったDF冨安健洋

[12.6 プレミアリーグ第15節 エバートン 2-1 アーセナル]

 プレミアリーグは6日に第15節を行った。DF冨安健洋が所属するアーセナルは敵地でエバートンと対戦し、1-2で敗戦。冨安は右サイドバックでフル出場している。

 前節はマンチェスター・Uに敗戦を喫したアーセナル。再びのアウェー戦で、8試合未勝利で3連敗中のエバートンの本拠地に乗り込んだ。4-2-3-1の布陣を敷き、冨安は右サイドバックで起用されている。

 序盤から攻勢を強めるエバートンにアーセナルは守勢。冨安は攻守に奔走も、前半28分にアクシデントが発生する。

 冨安はサイドライン際でエバートンMFアランと競り合うと、直後にはDFベン・ゴドフリーに勢いあまって顔面を強く踏まれてしまう。だが、プレーは続行。その後、ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)がチェック。顔に鋭い切り傷を負った冨安は審判に訴えるも、相手に対してカードも出なかった。『スカイ』も「VARチェックもレッドカードはない」とその行為の代償がなかったことを指摘している。

 エバートンは前半44分、FKを獲得すると、鋭い弾道にゴール前のFWリシャルリソンがヘディングシュート。ゴールに流し込むが、VARの介入によりオフサイド判定。ゴールは認められなかった。

 すると、チャンスが少なかったアーセナルが先制に成功。前半アディショナルタイム2分過ぎ、左サイドのDFキーラン・ティアニーがクロスを上げ、最後はMFマルティン・ウーデゴーアがダイレクトでゴールへ。2試合連続ゴールで先制点を奪った。

 前半を1-0で折り返したアーセナル。後半に入ると、後半13分に再び肝を冷やす。エバートンはMFアブドゥライェ・ドゥクレのパスを受けたリシャルリソンがPA右からシュートを決め切る。だが、またしてもVARのチェックでオフサイド判定。2度目の幻のゴールとなった。

 だが、エバートンは後半35分に待望の同点ゴール。PA手前からMFデマライ・グレイが右足シュート。山なりのボールをGKアーロン・ラムズデールに触れられると、クロスバーを直撃する。しかし、こぼれ球をリシャルリソンがヘディングシュート。エースが三度目の正直で試合を振り出しに戻した。

 勝ち越したいアーセナルは、終盤にFWアレクサンドル・ラカゼットを下げて、ベンチスタートのFWピエール・エメリク・オーバメヤンが途中出場。しかし、決め切れない。

 すると、最後にエバートンがスコアを動かす。後半アディショナルタイムにグレイがPA手前からミドルシュート。ゴール右ポストに当てながらゴールに流し込み、逆転に成功した。

 試合はそのまま終了。エバートンは2-1で9試合ぶりの勝利を手にし、アーセナルは開幕連敗以来の2連敗となった。


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